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オウチ30・光を楽しむ家 ブログトップ
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木ルーバーのある玄関前廊下 [オウチ30・光を楽しむ家]

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玄関前の廊下と階段の間は木製縦ルーバーで仕切られています。
正面のフロストフィルム貼り硝子FIX窓と、ルーバー越しに届く光で照度をとっています。


石川淳建築設計事務所


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フロストフィルム貼りの硝子まど [オウチ30・光を楽しむ家]

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玄関をちがう角度から見ます。
右の硝子FIX窓はフロストフィルム貼りとして、玄関ドア外の様子が薄く見えるような処理としています。外の気配が伝わると同時にフィルム貼りとした事で防犯性をアップしています。

硝子自体をフロストガラスとする場合と、今回のようにフロストフィルムを貼る場合とありますが、今回はフィルム貼り。

硝子自体をフロスト加工する場合は硝子が本来持っている緑色の色味が出てきます。
フィルムの場合は白っぽく曇るので、使う場所にどちらの効果の光が欲しいかによって使い分けます。

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玄関と吹抜、ウオークインシューズクローゼット [オウチ30・光を楽しむ家]

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こちらは玄関奥の様子。昨日の写真正面にあった窓方が写真右の窓です。

黒のカウンターは飾り棚で吹抜の硝子FIX壁の手前にあり、その手前左手はウオークインシューズクローゼットです。引き戸で開け閉めできて、中で直接靴を脱いで上がることができます。
お子さんなどはこちらで脱いで入ってもらい、正面の玄関上がりがまち側は綺麗に保てるようにご希望を受けて計画しました。

ちなみに玄関横吹抜は、玄関ホール、子供室、地下室、2階のリビングの透明床に面していて、1箇所の吹抜はお互いに光を共有したり、見え隠れするような気配を各場所に行き届けます。


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吹抜の見下ろしです。
子供室の吹抜に面する部分は引き戸で閉めきる事ができます。

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地下への光井戸に面する玄関ホール [オウチ30・光を楽しむ家]

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玄関ドアを開けて入った玄関ホールです。

タイトルにある「光を楽しむ家」ですが、各所に光を取り込むための工夫がちりばめられていて、玄関ホールにも工夫があります。

正面の硝子FIXの壁の向こう側には北立面にあった硝子窓があり、直射日光とは違った柔らかい光が玄関ホールを満たします。玄関ドアを開けて入ってくると、正面にこの写真の場面が見え、控えめな玄関タタキの面積ながら窓までの奥行きを見せて広がりを感じさせるようにしています。

また、この窓と玄関の硝子FIX壁の間は地下に抜けた吹抜になっています。ここから地下の部屋に光が落ちるように計画されていまして、されに吹抜は左側の子供室の採光のためにも利用しています。


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二重のドアで防犯性をアップ [オウチ30・光を楽しむ家]

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玄関ポーチ前です。
左のドアが玄関ドアで、右の階段下のドアがシャッター横の「門」扱いのドアになります。
共に電気錠を装備して、2階のリビングから解錠できるようになって、門をはいって階段をあがり、玄関ポーチ前でさらにドアを入る構造です。

道路からはこのポーチは1.7m高い位置にありますので、このポーチに立つと、道路を見下ろす位置関係になります。視線の移動で上り下りを楽しめ、また、外からは玄関への人の出入りが見え隠れして適度に近隣に開いた玄関アプローチとなっています。

左の硝子窓ははめ殺しで明かり取り窓です。

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こちらは門扉扱いの外側ドア正面。内開きとして、車の動線と交錯しないようにしています。

石川淳建築設計事務所

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車庫シャッターと玄関ドア [オウチ30・光を楽しむ家]

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建物正面のシャッターと玄関ドアの取り合いです。

シャッター付の駐車場がご要望にありましたので、シャッターを付けるための壁をコンクリート打放シで建物前面に設けたデザインとしています。

車庫シャッターを設ける時にデザイン上気をつけるのは玄関ドアとの関係です。
玄関ドアとシャッター開口が別々に並ぶと、バラバラな感じになってしまい、外観デザインがまとまりません。

そこで、今回はシャッターを奥に引っ込ませて、(これは車の切り返しがしやすいことも考慮)建物外壁と打放シの壁簿間にドアを設けて1つの大きな開口にまとめる事としました。

また、ドア高さと同じ寸法にコンクリート壁を面オチさせてインターホンと表札付けスペース、照明などをまとめて付けるようにしています。


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さらに、ガスメーターと電気メーターは打放シ壁の左側に車庫開口と同じ高さの開口を取り、その中に収めています。


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地下に窓を設ける1階FL設定 [オウチ30・光を楽しむ家]

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1階の床高さは道路レベルから1.7mほど上がっていて、シャッター横の扉(門)を入って外階段を上がり玄関ドアへ到達します。

この1.7mの差を利用して、駐車スペース側に地下室の高窓を設けていますので、地下階も自然光が入り、また自然換気も可能なようにしています。

地下の躯体の最上部は逆梁を採用してスラヴを貼り、間の空間を水回りのパイプスペースとしています。また、梁高と1階床仕上げの合計は700mm程度です。
その厚みの下に地下の高窓を設けていますので、丁度地下室の天井面が、平均地盤面から1m程度になるような高さ設定です。

またこの敷地は高さの制限もきつめ。
写真の右が北方向になっていますので、東京の1種高度規制の高さ制限斜線が右側隣地境界からかかってきます。

そのため、右に駐車場を作り、斜線を逃げながら建物をなるべく上へ真っ直ぐ伸びるような配置計画としました。
片流にすれば簡単に斜線から逃げられますが、「石川淳」らしくなくなるので、調整を重ねつつ切妻にまとめてデザインしています。





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新・オウチ30 地下緩和を使った光を楽しむ家 [オウチ30・光を楽しむ家]

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今日から新しい住宅の竣工写真を公開です。

場所は東京都23区内の住宅街で、少ない容積率(100%)と建ペイ率(50%)、厳しい1種高度規制のかかった敷地です。
建物は木造2階建てですが、地下室があり、少ない容積率をカバーする形としています。

地下の居室はその天井高さが平均地盤面から1mの高さ未満であれば延べ床面積の1/3まで容積率から未参入にする事ができますから、総2階+総掘り地下の計画とした場合は、地下1階、1階、2階の合計面積から丸々地下部分の面積を緩和することができます。

そのような緩和措置を使いながら建築面積を46㎡(48%)、延べ床面積を133㎡(140%)使い、容積対象面積は89㎡(94%)としました。


石川淳建築設計事務所






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