ハコノオウチ12最終回 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
栃木県で完成したハコノオウチ12ですが今日が最終回で、外観夜景です。
リビングの窓の前に外殻になる壁を建てて室内が見えすぎないように、なっています。
建築界では丸見え感のある住宅が「メディア上」は人気がありますが、石川淳建築設計事務所の場合は「閉じぎみ」が多いです。
住居の一つの大きな役割は自然や都市などから住空間を囲って守る事、と考え毎日設計しています。
石川淳建築設計事務所
ハコノオウチ12夜景東面外観 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
ハコノオウチ12の夜景、東立面です。
1階の造作テレビ棚の裏側が2つのFIX窓の内側に見えます。
右のバルコニーを支える斜めの黒の柱はスチールパイプです。
木造ですが、ここだけスチール製としています。
また、屋根防水は見えていませんが、片流れのFRPとしています。
ハコ型デザインですので、パラペットを4辺立ち上げて納めたいところですが、隣地が林のため落ち葉が大変多いです。
枯れ葉が積もっても漏水リスクが上がらないようにとの考えで北側に軒をすこし出して横樋をつけるようにしています。
石川淳建築設計事務所
ハコノオウチ12夜景外観 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
夜景の外観で部分UPの写真です。
外壁仕上げを石川淳建築設計事務所としては珍しくサイディングにしています。
「外側のハコ」は白で「内側のハコ」はグレー色、そして「室内のハコ」が黒、といったカラースキームです。
石川淳建築設計事務所
景色を取り込むリビング [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
リビングの夜景です。
部屋から田園風景が見渡せる様子が分かります。
石川淳建築設計事務所では市街地での作品が多いですが、この建物は周囲の広大な景色とどう対峙するかがテーマの建物でした。
なにしろ設計時の想定敷地はもっと広大な場所でしたので。
石川淳建築設計事務所
夜景和室ハコノオウチ12 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
2018年は本日より通常業務を始めます。
さて、ブログの平日はハコノオウチ12の続きを。
夜景のタタミの予備室です。(というより夕景ですが)
2階の窓から外の青い光が天井に反射しています。
黒い壁の2階の縦長窓は主寝室の窓で、ツインポリカを入れた開き窓となっています。
石川淳建築設計事務所
ハコノオウチ12夜景室内 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
音楽スタジオのあるハコノオウチ12のキッチンから見渡す夜景の様子です。
右の道路から奥まった掃き出し窓は外側に壁が建つことで守られ感があります。
正面のテレビの上の2階が子供スペースの部分で、キッチンから見守るような位置関係です。
石川淳建築設計事務所
夫婦それぞれの書斎 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
こちらは寝室の中にある奥様書斎コーナーです。
黒のドアを開けると・・・
前出の御主人の書斎コーナーにつながります。
主寝室を通り抜けて吹抜の廻りをグルリと一周できるプランになっています。
石川淳建築設計事務所
天窓ある主寝室 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
主寝室の中です。
建物の中心に位置する主寝室ですので、採光のため天窓を設けています。
ここから日光を取り入れ、外壁に面する北側には通風のための小さめの窓を配置しています。
左のドアが階段横の入り口で、右の縦長の開口は吹抜に面した「室内窓」です。
石川淳建築設計事務所
黒の壁をくぐり抜けて寝室入り口 [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
寝室へ進みます。
こちらは階段上からの様子で右が寝室内部です。
中の黒いドアが書斎へ抜けて出るドア。
引いて見たところです。
右の開口の先はトイレ、洗面所、浴室があり、その手前に寝室へのドアがあります。
石川淳建築設計事務所
書斎コーナー [ハコノオウチ12 音楽スタジオのある家]
こちは吹抜に面した御主人の書斎コーナーです。
右奧が子供室。
右に見切れた壁面収納は家族全体で使うクローゼットで子供室の収納もここでまかないます。
この席の下はキッチンですので、1階も2階も子供室方向を見守る方位に席が向いています。
石川淳建築設計事務所