2LDKタイプ [EVA SIDE 落合エバサイド]
独立前の1999年に担当したエバサイドマンション。
外観の曲面部分の部屋です。
黒っぽい引き戸を引くと奧の部分を個室として仕切れて・・・
反対側も黒い引き戸を引くと奧が個室になります。
駅前立地という事もあり、SOHO使いも想定してキッチンはクローズタイプにしています。
黄色い引き戸を動かすとキッチンを閉じられます。
と言うことで、落合駅横のエバサイドさんでした。
たまに早稲田通りを通行中に外から見ていますが、記事のために室内の写真を見直して設計と監理当時の事を思い出しました。
現場監督の助手さんは脚に少々障害があったようなのですが、工事現場という環境なのに大変がんばって(というか何事もないかのように普通に)仕事をされていたのを思い出しました。
石川淳建築設計事務所
1LDKタイプ [EVA SIDE 落合エバサイド]
独立前の1999年に担当したエバサイドマンションの住戸です。
1LDKの47m2のタイプ。
大きな引き戸で住戸を半分に仕切って居間部分と寝室部分を仕切るようになっています。
早稲田通りに面したサンルーム部分のある住戸です。
その昔に35mmポジフィルムからスキャンしたので粗々な感じで恐縮です。
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階段手摺りの収まりデザイン [EVA SIDE 落合エバサイド]
独立前に担当したエバサイドマンション。2000年にフィルム撮影した写真です。
ここは共用廊下です。
こちらは階段。
4階建てという事もあり、屋外避難階段ではなく建物中心に階段を配置。
外観のデザインを整えるのに一役買ってます。
ところで、1999年当時は階段の誘導灯ってデザインされている物がほとんどありませんでした。
なんとか天井付けの非常用照明を探した記憶があります。
「階段は床側から最後の1段分の蹴巾を伸ばすと手摺りが綺麗に収まる」というのを学生時代にゼネコン設計部の人から教わりました。
個人邸だと狭いので出来ませんが、こんな時には思い出します。
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2階エントランスホール正面側 [EVA SIDE 落合エバサイド]
独立前に担当したエバサイドマンションエントランスホールの階段室です。
2000年の竣工時撮影のフィルム版で。
正面が避難階段で左へ進むとエレベーター乗り場。
右奧にはファミリータイプ住戸の玄関が並んでいます。
打放シ壁の裏側は3階の階段室。
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丸い穴を空けた天井 [EVA SIDE 落合エバサイド]
階段を上がると2階のこのホールに出ます。
1997年に共同住宅の共用部分は容積対象面積から除外できるようになりました。
それ以前の日本の共同住宅では住戸に割り当てる面積を最大化するためにエントランスホールは狭く、廊下もかならず屋外の吹きさらしが当たり前でした。
法改正を受けて、本格的に共用スペースの提案をしたのがこのエバサイドです。
オーナー企業さんのご理解を得て、このスペースが実現しました。
ところで、天井の円い穴は屋根に丸い穴を空けて自然光と風を取り込むための装置で、ガラスははまっていません。
雪が降れば穴から雪が降ってくる、という都会で自然を感じるための空間です。
※早朝から移動のため自動投稿です。皆様へのniceお返しが遅くなります。すみません。
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エントランスホール前室 [EVA SIDE 落合エバサイド]
独立前の1999年に設計担当したエバサイドのエントランス前室です
2000年の竣工時撮影のフィルム版でお送りします。
地下鉄東西線の地上出口横にあるエントランスのオートロックを入った所。
右上に向かって階段が延びます。
ここを上がって2階のエントランスホールへ上がる同線計画です。
通常のマンションでは1階のエントランスホールの近くに住戸の玄関があります。
プライバシー的な観点から言えば、住戸の入口はパブリックな場所とは離して配置したいです。
そこで、一旦2階へ階段で上げて、そこから各階へ行くようにしました。
そのため、1階の住戸に住んでいても、一旦階の違うホールを通る事で、気持ち的にも空間的にもパブリックとプライベートを別ける事ができます。
この方式は独立後の住宅設計にも生かしました。
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エントランス前 [EVA SIDE 落合エバサイド]
独立前の1999年に設計担当したエバサイド マンションエントランス前です。
外観は敷地の外から今年改めてデジタルで撮らせて頂いた写真でお送りしています。
こちらは2000年の竣工時にフィルムで撮ったカット。
左の木製の塀がま新しい状態です。
さて、白い壁にある開口の中は郵便受け室。
郵便屋さんにはこの中のポストの裏扉から投函してもらい、住民はオートロック中にあるポストの正面扉から取り出す仕組みです。
うねった壁の形は米国の建築家ジョン・ヘイダックの作風から引用。
塀の向こう側は落合駅の階段建屋の外壁です。
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バリアフリー用の出入り口 [EVA SIDE 落合エバサイド]
お勤め時代の1999年に設計担当したエバサイドマンションさん。
側道側にはバリアフリー用の出入り口があります。
表通り側のエントランスはオートロックを入ると2階のエントランスホールまで階段を登り、各戸へ行く動線にしています。
そのため、外からバリアフリーにエレベーターへアプローチするためにこちらの出入り口を設けています。
ここはお引越の時や自転車の利用などの時に使いやすい出入り口で、通常はスチール製の門扉で閉ざされています。
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側道側のワンルームの部屋 [EVA SIDE 落合エバサイド]
西側の細い道側の外観です。
こちら側は道路に面する窓があるため昨日記事の「窓先空地」は必要ありません。
その代わり道路からプライバシーを守る工夫が必要です。
バルコニーは住戸間口の半分を開いて、残り半分は壁で閉じて外から丸見え感が少ないように工夫しています。
こちらが2000年竣工棟時にフィルム撮りした室内から見たバルコニーの様子。
壁の後ろは透明ガラスで、開放部分の窓は曇り硝子にしています。
ちなみに、本物はもっと明るい部屋ですが、当時のフィルム感度で手持ち撮りはこれが限界。
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