寝室からの眺め・オウチ26最終回 [オウチ26 本棚の家]
寝室からの眺めです。
正方形の開口からはリビングの吹抜が見下ろせます。
また、開口には硝子が入り、空調の効果アップと音の遮断を考慮しています。
床は白のビニル床タイルで壁はクロス貼り、ドアは黒塗装としました。
ドアを開けると脱衣室、本棚廊下、ファミリークローゼットへとすぐにつながっています。
デザインと合わせて家事動線を考えた住宅です。
石川淳建築設計事務所
洗面脱衣室 [オウチ26 本棚の家]
寝室から見た洗面脱衣室の様子。
右にリビング吹抜への開口で、その奥に本棚裏クローゼットへの開口があります。
脱衣室は引き戸で開閉式(開の写真です)となります。
洗面台は大工工事で製作しウレタン塗装して、洗面台を設置。
同じく大工工事で吊り戸棚を作り付けました。
天井には物干しのための固定式ポールを3本付けました。
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浴室から脱衣室、ファミリークローゼットへ [オウチ26 本棚の家]
脱衣室からの様子です。
左奥がファミリークローゼットで、さらに左に見切れているのが洗面台で右の開口内部は浴室です。
ここにも引き戸の中に収納スペースを確保しました。
また、天井には固定式で物干しパイプを設置。
ベランダとこの室内干しのスペースをフルにつかえるようになっています。
こちら浴室。
ハーフユニットを使用した浴室は高窓を採用して湿気を素早く換気出来るように考えています。
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本棚裏の大容量ファミリークローゼット [オウチ26 本棚の家]
2階の壁面本棚の裏側は一面ファミリークローゼットになっています。
写真は脱衣室から見た様子。左開口が本棚裏のファミリークローゼットで、右がリビング吹抜です。
クローゼット内部です。
廊下状の細長い空間の壁面にハンガーパイプや棚を設置して収納量を大きく確保。
奥に見える棚は押し入れダンスが入るように寸法調整した収納です。
また高窓を設けてリビングの吹抜から重力換気で自然通風がとれるように計画しています。
物干しバルコニーから洗濯物を取り入れ、目の前のファミリークローゼットへ収納する家事動線となっています。子供室からも寝室からも、このクローゼットへ裏動線で入る事ができ、着替えや身繕いもこのスペースで行う事ができるように設計されています。
この2階本棚の裏側がファミリークローゼットです。
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ロフト上から見下ろし [オウチ26 本棚の家]
ロフトの上に登ったところです。
天井高さは1.4mに押さえて階に入らない形で北斜面の天窓から柔らかい光が入ります。
はしごはアルミの既製品を使用しています。
こちらはロフトからの見下ろしで子供室真上からになります。
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子供室ロフト [オウチ26 本棚の家]
子供室見返しです。
小さいですが部屋を真ん中で分割でき、面積を補うためロフトが備えられます。
ロフトは部屋の外の廊下部分からはしごで上がるようになっていて、
天窓があります。
天窓は屋根の北斜面についているので直射日光が入らず暑くなりすぎないように考えられています。
大きい開口と小さい開口。
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分割式子供室 [オウチ26 本棚の家]
石川淳建築設計事務所
分割式の子供室の様子です。
中央の引き戸によって小さいながら二つの区画に分割できます。
右の区画はリビング吹抜に面しますので黒縁の正方形の開口に面し、左の区画は道路に面していますので、やはり正方形の窓(写真に写っていない部分)があります。
子供室内に収納は無く、手前の左手に共同の収納が備えられています。
2階壁面本棚ディテール [オウチ26 本棚の家]
吹抜に面する2階廊下の壁面本棚で、こちらは子供室へ向いた写真。
こちらは主寝室向きの写真。
本棚は7段で、上の2段は背板無しで本棚の裏側の部屋が見えています。
シナ合板による大工工事で製作しクリア塗装を施してあり、地震時の転倒防止のため「火打ち梁」に固定されています。
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向かい合う室内ファサード [オウチ26 本棚の家]
2階からリビングの吹抜に向かって。
左が子供室の開口、右が主寝室の開口で、それぞれの床の高さは階段2段分違い、主寝室の方が高くなっています。これは向かい合う開口を少しだけ目線を変えてやるためと、下の1階で寝室の下はリビングなので天井を高く、子供室の下は予備室や書斎なので天井が低くても良いからです。
結果、子供室の天井高さは主寝室より40センチ程度高く、子供室内のロフト納戸の設置にもやくだっています。
高さをプランニングするのは難しい作業ですが、必要な天井高さの各部屋の組み合わせがぴたりと当てはまると、とても合理的に解決できます。
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