猫と住む家 横浜の二世帯住宅 [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]

猫と住む家 横浜の二世帯住宅の最終回です。
最後は外観の夜景です。
子世帯は左の小階段を上って灯りの灯っている左側の玄関から入ります。
親世帯は写真から見切れた右にある階段から上がって建物正方形の開口の右側から入ります。
さて、二世帯住宅は室内でつながっていないと、共同住宅や長屋などと言った集合住宅扱いになってしまい法令が厳しくなります。そのため、室内でつなげて通り抜けができるようにするのが一般的。
この家の場合は2つの玄関は壁を隔てて隣り同士になるように設計してあるので、下の写真の

小さなドアを開けると行き来が出来るようにして、一戸建ての条件を満たしています。
石川淳建築設計事務所
夜景外観 [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]

親世帯玄関ポーチ前の夜景外観です。
二世帯住宅には色々玄関のパターンがありますが、こちらは完全分離型。
正方形の開口の中には親世帯の玄関ポーチ、玄関ドア、南向きの居間の窓がまとめられています。
外構の階段とタタキは取り壊し前の住宅の玄関だったところに延びていますが、そのまま利用するため残しています。
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玄関ポーチの夜景 [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]

親世帯玄関前のポーチ夜景です。
玄関ドア前には雨かかりの無い軒下空間があり、庭いじりの好きなお母さまのための空間としています。
万が一脚が悪くなっても、居間から外へ大開口でスムーズに出入りできます。
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夜景リビング [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]

今週でOUCHI-40 猫と住む横浜の二世帯住宅の記事もおわりです。
最後に夜景の様子です。
テレビの上にはLED式の間接照明を設置。
壁や天井が白色なのでその他に数灯を灯せば夕食に必要な照度は取れてしまいます。
天窓からは夕暮れの藍色の空の光が反射しいます。
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猫室からのぞく猫・お引越後の様子 [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]
お引越後の玄関の様子。
猫部屋から下を見下ろす猫の様子です。
直射日光の当たらない場所ですので、この家の中で最も涼しいとの事(お施主様談)
1階の玄関土間を見下ろしています。
猫室詳細は前記事に
https://jun-ar.blog.so-net.ne.jp/2018-06-27
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光という自然を取り入れる [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]

建築家は「光と風を取り入れる」とよく言いますが、風の通り道はつくるものの、熱波が当たり前になった日本ではむなしく聞こえるのも事実です。
さて、光はというと、都市でも田園部でも最後にのこされた「自然」の恵みではないでしょうか?
光は入れすぎると害になりますが、上手く使えば空間を広く見せたり、外の天気や時間の流れを家中に届ける絶好の要素になります。
壁に反射させた光をうまく家中に廻して、雨の日でも照明を灯す必要がないくらい明るく、かつ、入射熱量が大きくなりすぎないように考えています。

さて、前文と関係無いですが、写真家の小川重雄さん得意の「イスが向き合って話しをしている人のように配置する写真」です。お引越前の無機質な空間にイス二つで雰囲気を作って撮影してもらいました。
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ハーフユニットバスを使った浴室 [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]

2階リビング脇から入るサニタリーです。
今回はTOTOのハーフユニットバスを使用。正式には「洗い場付き浴槽」という商品で1616型のハーフユニットとは区別されています。大きさは1216の変形です。
壁はFRP防水を塗り上げて、白のトップコート塗装です。

窓の外には光庭を設けいています。2階なので床をグレーチングにして植木等を飾れるようにしました。
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