ハコノオウチ03 外観夜景 [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
ハコノオウチ03最終回です。
夕景の外観は青い空が白い外壁に映り込んで綺麗です。
お施主様ご夫妻はデザインに理解がお有りで、オリジナリティの高い住宅を望んでおられたと感じました。また、「石川さんらしい作品にしてください」ともおっしゃっていただき、腕をふるって設計しました。
また、海の近い比較的温暖な気候も大判単板硝子窓の採用などを後押しし、明解な空間構成、デザインの助けになりました。
近く、建築専門誌に発表できればと考えています。
石川淳建築設計事務所
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京都中野区で住宅の設計を中心に行っています。
シンプルな住宅デザインが得意でイエ型の「OUCHI」シリーズと箱型の「ハコノオウチ」を作っています。
外観は無駄を省きながらデザインされた白の外壁に、考え抜いて窓の配置を行い、内部のプライバシーを最大限確保しながら設計します。また内部はスキップフロアや地下室、ロフトといった立体的な空間構成を得意としていて、都市の住宅ならではの厳しい敷地条件をクリアしながら自然採光と自然換気を獲得した住空間を提案しています。
また、猫や犬と住む家の作例も豊富にあり、テレビ、雑誌等で紹介されております。
さらに近年期待の高まるデザイン性の高い二世住宅への改築、増築、リフォームなども設計しております。
夜景・外から [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
仕事室の様子を外から。
硝子は大判になりすぎないために数分割してシールで繋いでいます。(スチールパイプのV型筋交い手前)
単板硝子でなければできないので今回はお施主様と相談してた結果、透明感を優先して決定しました。
石川淳建築設計事務所
仕事室から見上げ夜景 [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
仕事室のある最下レベルからの見上げです。
建物の北の外壁の内壁まで見え、建物内の最長の部分を見せて広く感じさせています。
ダイニングとは吹き抜けてつながっているのですが、直接は見えすぎないようにスキップフロアの床の高さを調整しています。
石川淳建築設計事務所
リビング夕景 [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
ハコノオウチ03のリビング夕景です。
リビングから夕刻見返すと、透明な床からは下階の明かりが見え、またバルコニーの向こう側には行灯(あんどん)のように光階段室が見えます。
家の中で明かりを灯すと、どこからかその光が廻って見えてきて、どこに人がいるのか何となく伝わります。
石川淳建築設計事務所
バルコニーと室内のつながり [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
屋上バルコニーを作るときはできるだけリビングから行きやすく、精神的に近い関係に計画します。
単純に屋上があるだけでは上がらなければ使えませんが、このようにリビングからバルコニーが見えていれば、椅子を置いたり、植物を置いたり、それを見上げてバルコニーを目で楽しむことができます。
こちらは夜景の様子。
夜風に当たりながらのお酒も進みそうです。
石川淳建築設計事務所
プライバシー守る屋上バルコニー [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
屋上バルコニーです。
屋上バルコニーを作るときは極力隣家から内側が見えないように作ります。
これは、設計者自身の性格かもしれませんが、隣家から丸見えの場所でリラックスして過ごせないと思うからです。
開放感を獲得しつつ、室内採光に貢献して、さらにプライバシーも確保したい。
そう考えて計画しています。
石川淳建築設計事務所
屋上バルコニーへ [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
キッチン背面の階段を上って屋上バルコニーへ上がります。
右手のバルコニー方向が南なのですが、この窓から入った光が左の白の壁に当たって、バウンド光として、キッチンやリビングダイニングへ回るように計画しています。
石川淳建築設計事務所
キッチン収納・屋上への階段からみ [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
ハコノオウチ03のキッチン背面収納箱棚と階段です。
キッチン背面家電の置き場(電子レンジなど)のレベルから屋上への階段が上ってゆきます。
写真奥の箱の端部は壁に固定して地震時に箱が倒れないようにしています。
石川淳建築設計事務所
床レベルの違いを利用したキッチンカウンターと収納 [ハコノオウチ03・ハコ型のSOHO]
キッチン背面方向です。
リビングのフローリング床が回り込んでキッチン背面のカウンターの役目を果たします。
フローリング床の下は分別ゴミ箱等を奥スペースで、床面は電子レンジ等を置くスペースになります。
取り戸棚(戸は無いですが・・)はスチール筋交いの後ろ側に大工工事で箱を製作して足をつけて浮かせています。
置くに見える階段は屋上バルコニーへ上がる階段です。
石川淳建築設計事務所