提案時のパース [オウチ20 長野の家]
長野の家、最終回です。
これは提案時のパースです。
初めて長野駅でお施主様とお会いして最初の提案をしたのが2010年5月。
そのあと、敷地が大きくなることになり、案を作り直して再提案させていただいたのがこのパースです。
スキップフロアを取り入れたのは奥様のご希望で、変化のある楽しい空間とでき、また2階と1階玄関とのつながりも持つことができました。
施工者さんにも恵まれ、震災による物不足もなんとか乗り越えて、とてもよい仕事になり、是非また長野で仕事をしたいと思っています。
予備室つづき [オウチ20 長野の家]
予備室の続きです。
窓は小さな30センチ角のものしかありませんが、壁が白いだけでもとても明るくなります。
左の黒い扉はリビングへの窓です。
予備室・猫の小道の終点 [オウチ20 長野の家]
脱衣室の上には予備室的な収納部屋があります。
ひとの窓、猫のまど が右の壁に開いていまして、猫の小道の終点になっています。
床はシナ合板を貼り廻し、既製品の畳を数枚敷き込んでいます。
収納や隠り部屋として使える小屋裏部屋です。
TOTOハーフユニットバスを使用 [オウチ20 長野の家]
長野の家の浴室です。
TOTOのハーフユニットバスを使用しています。
木造で2階に浴室を作る場合にはFRPで全面防水の部屋を作るか、ユニットバスを使用するのが一般的ですが、普通のユニットバスは天井高さの調整が出来ず、また窓の位置も制約があります。
そのため、いつも使うのがこのハーフユニットバスです。腰から下の部分の洗い場と浴室が一体になったもので、防水工事が必要ありません。
腰から上の壁は在来工法と同じで50角タイルを貼った仕上げにしています。
これを使えば天井の高さを自由にする事ができて、浴室の下の部屋や上の部屋に寸法を割り振ることができます。
脱衣室と物干しベランダ [オウチ20 長野の家]
2階の脱衣室にはベランダへの出入り口があり、洗濯した物を直接干せるような動線になっています。
左に見切れているのが浴室へのドアです。
ベランダはデッキ敷き込みで、隣家から見えづらいように目隠しの縦格子が備わります。
また、雨がかからないように透明なポリカーボネートの庇を設けています。
囲まれていますので防犯上も安心で、中間期は開けたままでもOK。
脱衣室や浴室の湿気を逃がす事ができます。
脱衣室・集成材カウンター [オウチ20 長野の家]
2階ダイニング横から入る脱衣室です。
洗面カウンターは集成材にウレタン塗装したもの。洗面器は上に据え置く物を採用しています。
カウンター右にはロフトへ上がる木製のはしごが備わります。
写真の右が洗濯機置き場となります。
L型キッチン配置 [オウチ20 長野の家]
キッチンはL型の配置で、壁側にコンロを配置し、ダイニングテーブル側にシンクを持ってきています。
扉の色はオリーブ色で、天板は白の人造大理石を選んでいますので、壁や床の白ととても合います。
都市ガスが無い地域のためオール電化を採用し、IHコンロとなっています。
キッチンに立つと、スキップで下がったリビング空間とインナーバルコニーなど部屋中が見渡せます。
左の開口は洗面とお風呂への入り口です。
黒い扉が開いて、ロフトが垣間見れます。
キッチンパントリー [オウチ20 長野の家]
長野の家、キッチンのパントリーがPCコーナーと並んであります。
左の開口がPCコーナー、右がパントリーです。
内部は2面可動棚となっていて、広さは半畳ほどです。
大工工事の棚は白く塗装して通称ガチャレールで数センチ単位で高さの調整が可能です。
右の袖壁のところに冷蔵庫を置きます。
パソコンコーナー [オウチ20 長野の家]
ダイニング横のパソコンコーナーです。
昔はダイニング近くにPCコーナーを作ることはありませんでしたが(といっても昔はPC自体がありませんでしたから・・・)最近は必ずと言って良いほどダイニング付近にはPCコーナーを作ります。
おかずのレシピを調べたり、家族で調べ物や年賀状の印刷など、みんなで使えて、また集まれる場所に作ります。また、ご主人の書斎を兼ねることも多いです。
猫の小道はこのPCコーナーのデスクからスタートしています。
猫のまど・人のまど [オウチ20 長野の家]
ダイニングの天窓横には正方形の2つの開口があります。
小さい方は猫の小道へつながる20センチ角ほどの開口。猫のためのまどです。
そのよこは人のための開口、60センチ角ほどで、こちらは扉がついています。
とびらは軸吊り方式で、内側が黒塗装、外が白塗装にしました。
内部はロフト空間となっています。