ハコノオウチ11 最終回 住宅のデザインを工場に [ハコノオウチ11・O-Factory]
ハコノオウチ11 最終回
外観夜景の写真です。
住宅のデザインというよりも、工場のデザインに家のデザインを組み込んだように作りました。
お引き渡しして2ヶ月ほどした先日、様子をうかがいにお邪魔してきました。
お仕事の工房も2階のお住まいも大変快適とお話しいただきまして一安心。
工房に入った機械類も以前より余裕を持って配置されていますが、これから新しい機械に更新すると今より大型になって入り口の親子扉が活躍する事になる予定です。
次回伺うのは1年検査の時と思いますが、その時が待ち遠しいです。
石川淳建築設計事務所
夜景外観・ハコノオウチ11 [ハコノオウチ11・O-Factory]
反対側からの夜景です。
1階の工房では世界のプロが愛用する工具を作っています。
お施主様ご自身が物作りの人ですので、これから建物をより良く、より使いやすく手を入れて育ててくれそうに思います。
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エントランス夜景 [ハコノオウチ11・O-Factory]
ハコノオウチ11のエントランスの夜景です。
建物全体は工場のヴォキャブラリーでデザインして、しかし、住まいでもあるので、エントランスのポーチはイエ型を取り入れています。
親子扉を全開した写真中央には3本引きの白いツインポリカが行灯状に光っています。
2階の窓がリビングにあった小さな窓です。
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天窓のある廊下 [ハコノオウチ11・O-Factory]
一番奥の個室から廊下を見返します。
天井には開閉式の天窓を設けていますので、自然光がはいり、さらに換気も可能。
天窓下の脱衣室です。
今回の浴室はシンプルにユニットバスを使いました。
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子供室・将来は間仕切り外して [ハコノオウチ11・O-Factory]
子供室です。
お子さんは高校生と中学生の男女ですが、いつかは大人になって巣立つでしょう。
その時に備えて、2つの部屋は一つに出来るように引き戸で仕切、さらに廊下とも引き戸で仕切る事で将来は扉を外して広いホール状にできるようにしています。
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廊下に個室を並べて「寮」みたいに [ハコノオウチ11・O-Factory]
2階のリビングの奧の開口を進むと白い廊下へつながります。
廊下に沿って、2つの子供部屋、奥様の部屋、浴室、御主人の部屋が並びます。
設計打ちお打ち合わせ時の聞き取りで、「廊下にずらっと個室が並んでる感じ」というご希望をいただきました。
以前のお住まいの家には個室が少なく家族それぞれの部屋がありませんでしたので、新居は各人に個室があることがご希望でした。
1階の工房の「寮」みなたいなイメージの個室配置です。
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リビングのテレビの位置 [ハコノオウチ11・O-Factory]
ハコノオウチ11のキッチンから見渡すリビングです。
タイトルの「テレビの位置」ですが、実はお施主様はテレビを見ません。
ですから、アンテナも無く、実際見られないのですが、設計者としてはテレビを置く場合も一応考えて配線の出し位置など考えて設計します。
この場合正面の壁なのですが、先日お引越後始めてお邪魔する機会がありました。
映画を見るためにテレビを買います、との事でお施主様の考えでは左の壁につけようかとの事。
アンテナはつなげないのでコンセントだけあればOKで、取り付け自体は可能です。
一昔前は多少想定とずれることがあってもテレビの居場所がありましたが、最近はテレビ巨大化のため、設計時想定している位置がその家で一生テレビを置く場所になりかねないです。
想像力を働かせて、位置を考えながらの設計作業です。
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壁面本棚のあるリビング [ハコノオウチ11・O-Factory]
壁面の本棚はお施主様のリクエストによるものです。
マンガの単行本を沢山お持ちとの事で、ここに収納します。
こちら反対側から。
正方形の小さな窓は外観にあった玄関上の窓です。
道路の様子を見下ろせる位置で、家事をしながら、玄関付近の様子を見守れます。
また、遠方の緑地が見えるのですが、外観からプライベートさを感じないようにあえて小さくしています。
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造作のダイニングテーブル [ハコノオウチ11・O-Factory]
キッチン横につらなるダイニングテーブルです。
大工工事による造作で作ってもらい、塗装屋さんに塗ってもらう作り方です。
4人家族ですので、4人がけですが、短手にも1人座れるように「足」の板の真ん中を四角くくり抜いています。
ちなみに床は黒のビニル床タイルでリビングの白い床と貼り分けです。
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