金沢の川を眺める家 竣工の感想頂きました [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

今日はクリスマスイヴ。
金沢の川を眺める家は今日で最終回。引っ越して半年たったお施主さまから感想をいただきました。
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施主・J様より
『Simple is the best ってのはよく言いますよね。
でも、ただシンプルなだけではきっとちょっと物足りないと感じるものです。
石川さんの家は絶妙にシンプルがアレンジされているというか、格好良いシンプルです。
窓のディティル、ちょっとした空間の間合い、ホワイトとブラックの微妙なバランス
それが、何とも言えない「いい感じ」にシンプルを作り出します。
計算されているのだけど、そう感じさせず
自然で、落ち着いた空間に仕上がっているのです。
暮らし始めて4ヶ月、それは朝日がいっぱい入る朝のリビングでも
秋風がデッキから吹いてくる午後でも、本当にしょっちゅう実感できます。
東京と石川県という距離はそれほどマイナスと感じることはありませんでした。
自分たちで、動かなければいけない資金関係などの諸手続きも、今となれば良い思い出です。
石川つながりではじまった縁(『いしかわ 建築家』でググったのです )
1年半後には素敵なOUCHIを手にすることになりました。
日々心地のよい暮らしをしております。
この場を借りて、石川さんをはじめ、スタッフの皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました!』
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川を眺められる敷地探しからお付き合いできて、大変楽しく仕事を進められました。
1年検査でまた伺うのが楽しみです。
パントリー [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

こちらはキッチン背面の大工工事カウンター。
下には分別ゴミ箱類を入れます。
正面の開口内はパントリー

可動の棚があります、食品庫として利用。
空きスペースには掃除機などを収納できます。
キッチンはトーヨーキッチン [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

金沢の川を眺める家。
キッチンはお施主様チョイスのトーヨーキッチンで、水栓が2本ある珍しいタイプです。
コンロ前を壁で、シンク前をオープンにした半アイランド式で、腰壁でダイニングと仕切ります。
腰壁のキッチン側はモザイクタイル貼り。
左の開口はパントリーです。
階段収納 [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

リビングの階段です。
段板は床と同じ杉のフローリグを使用

内部は収納になっています。
デッキベランダ [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

リビングの南側には掃き出し窓があり・・

黒のデッキ材で囲われたテラスがあります。
お隣の住宅の窓と目が合わないような高さです。
雪が積もる地域ですので、雪をかき出せる小さなドアが付いています。
「ピット」と呼ぶ個室です [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

こちらはリビングに突き出た個室「ピット」。
お施主様と我々とで呼ぶこの部屋の名称です。
大きな硝子で仕切られた個室は隠って読書をしたり、音楽を聴いたり、パソコン仕事にうちこんだり。
DJブースのような小部屋です。
リビングの大階段 [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

黒の杉板のフローリングの部分がリビング。
そこから巾の広い階段を上るとダイニングです。
階段の巾を広く取り、座ったり、何かを飾ったりできる場所にしています。
スキップフロアの間 [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

リビングとダイニングの高低差は階段4段分です。
右の四角い窓の中が小さな個室で、お施主さまと私の間では「ピット」と呼んでいる小部屋です。
リビングに浮いているようなデザインで、足下の硝子からは1階子供室横の予備室へ光を落とします。
リビング端の個室 [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

リビングの端には小さな個室があり、書斎的に使われます。
下は硝子で仕切られ、1階の予備室に視覚的につながっています。
スキップフロアのご希望 [オウチ16・金沢の川を眺めるスキップフロア家]

2階はスキップフロアになっています。
上段がダイニングとキッチン、下段がリビングです。
正面の正方形の窓からは前面の川の流れが見えます。
方位は右が南。
南向きにはバルコニーがあります。