全景夜景 [父島・風土の家TETUYAさん]

父島の宿「てつ家」さんの改修工事最終回です。
新しくなった「TETUYA」さんのWebはこちら。
https://tetsuyabonin.com
Webに使われている写真を撮った写真家さんも同じ航海で行き、わたくしが竣工写真撮りしている間に、ドローン撮りや景色の撮影、イメージカットの撮影をされていました。
彼は2航海分島に滞在して二見港から遠ざかる おがさわら丸 の遠景も撮影。
2航海の宿泊はうらやましいです。
おが丸が居ない父島=観光客の居ない父島なので、島の平日といった感じなのだと思います。
いずれ又父島へ「帰る」事ができますように、と思いつつ この回終了です。
石川淳建築設計事務所
照明器具間に合ってサインの夜景 [父島・風土の家TETUYAさん]

塀に取りつけたサインですが・・・

こちらは昼に撮影した写真ですが照明器具が未施工でした。
サイン右上の小さなポチっと見えるのが壁から出ている電線です。
3日間の滞在の内に取り付けしてくれるのかドキドキでしたが・・・

無事電気屋さんに取りつけてもらえて夜景撮りできました。
何でも、器具の納品待ちをしていたとか。
私が乗ってきた「おがさわら丸」の同じ便に照明器具も乗ってきた模様です。
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夕景バリアフリーデッキ庭 [父島・風土の家TETUYAさん]

外観夕景です。
アプローチの庭部分にデッキを貼って、バリアフリー化しています。
外構の照明計画も私が行いました。
デッキ床は道路から1mほど上がっているのですが、モルタル塀を程よい高さに設定して内側の守られ感を作り出しました。
こちら改修前。
2021年に客室や外観リノベのご依頼で島に下見に伺ったのですが、「外構のバリアフリー化もデザインして欲しい」とのお話しを現地で頂きました。
その場で急遽、おおよその高低差を測り法令のスロープ勾配に合わせて勾配を検討。
3日間の滞在の間にノートPCでラフ案を作って、なんとかまとめました。
アドバイザー会社から出ていた案は庭をスロープが横断していて、デッキ庭的な部分が手狭でした。
もっとグレード感もほしいし・・・と考え出したのが道路に沿ってスロープを設けて庭はデッキ床にする案でした。
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はなれ棟の2階寝室 [父島・風土の家TETUYAさん]

はなれ棟の2階寝室です。
「床についたドア」が空いている状態の写真です。
リノベーションの内容は造作ベッド台や造作カウンターを新規に設置と壁や窓枠の塗り替えです。

元々4面全部に窓があったのですが、この写真の正面1箇所は窓をつぶして壁としました。

窓をつぶした壁側にはカウンターを取り付け。

こちらはリノベ前の状態です。
RC造と言うこともあり、部屋の輪郭には手を入れられませんが、造作部分で変化を持たせました。
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はなれ東棟2階へ [父島・風土の家TETUYAさん]

父島のTETUYAさんのはなれ棟です。
はなれ棟は1階にサニタリーとリノベで新規に出来たキッチン、そして2階がベッドルームとなっています。
階段は元々あった木造階段の下数段を切って、上がる方向を変え、室内化した1階におさまるようにしています。

2階から見下ろし。
ちなみに原設計者は深川良治さん。
元々1階は屋外なので2階との間にドアが必要。
そこで深川さんが考えたと思われるドアは閉めると床になるドア。
ロープの先に重りがついていてドアとつながり釣り合っている仕掛けです。
素敵なアイデアなので、この部分は残す事になりました。
「隠れ家」感があります。
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サニタリービフォアアフターつづき [父島・風土の家TETUYAさん]

改修後の東はなれサニタリーです。
光庭に面して開放された「外」につながるサニタリーです。
冬も暖かい父島ならではの計画で、元建築の設計事務所さんのこだわりの部分。

床のタイルはそのまま使用していますが、一部砂利だったところは塗り床に改めました。
こちらリノベ前の様子。
波板だった壁を変えて、光庭のドアもつぶしました。
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サニタリー木壁に張り替え [父島・風土の家TETUYAさん]

東はなれ棟のサニタリーです。
右のガラス窓の向こうはキッチンのあったスペース。
壁は木貼りでオイルステイン塗装を。
床のタイルは既存をそのまま使用しました。

こちらはリノベ前の様子。
大波板を貼った壁で、床は砂利敷きの部分がありました。
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ピロティ部分をキッチンスペースにリノベ [父島・風土の家TETUYAさん]

離れの客室は1階に開放ピロティとサニタリーがあり、2階が寝室となっていました。
今回のリノベで専用のキッチンを取りつけて離れ棟単体でコンドミニアムタイプとして宿泊出来るようになりました。
こちらが改修前の様子です。
アーチ型の開口には引き戸を取り付け室内化しました。
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