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地下に窓を設ける1階FL設定 [オウチ30・光を楽しむ家]

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1階の床高さは道路レベルから1.7mほど上がっていて、シャッター横の扉(門)を入って外階段を上がり玄関ドアへ到達します。

この1.7mの差を利用して、駐車スペース側に地下室の高窓を設けていますので、地下階も自然光が入り、また自然換気も可能なようにしています。

地下の躯体の最上部は逆梁を採用してスラヴを貼り、間の空間を水回りのパイプスペースとしています。また、梁高と1階床仕上げの合計は700mm程度です。
その厚みの下に地下の高窓を設けていますので、丁度地下室の天井面が、平均地盤面から1m程度になるような高さ設定です。

またこの敷地は高さの制限もきつめ。
写真の右が北方向になっていますので、東京の1種高度規制の高さ制限斜線が右側隣地境界からかかってきます。

そのため、右に駐車場を作り、斜線を逃げながら建物をなるべく上へ真っ直ぐ伸びるような配置計画としました。
片流にすれば簡単に斜線から逃げられますが、「石川淳」らしくなくなるので、調整を重ねつつ切妻にまとめてデザインしています。





石川淳建築設計事務所

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