1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館04 [コルビジェ見学ツアー]
パリのスイス学生会館、内部建具の様子。
戸当たりにそって建具の方を欠きこんでいます。
廊下の様子。
部屋のドアの枠は表現されていません。
部屋の中には梁と小柱と思われる物が露出しています。
横に沿っている丸パイプは樋?それとも雑排水の縦管か?
個室ドアノブアップ。
鍵はレバーハンドル下の古い物の他に追加して付けられているようです。
石川淳建築設計事務所
1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館03 [コルビジェ見学ツアー]
パリにあるスイス学生会館の共用部分の様子。
1999年当時持参したキャノンの「最新式」デジカメA-5の写真でおおくりしております。
当時最新の81万画素ですので、だいぶ荒い画像です。
共用の階段です。
階段の緑色がとても良く、日本なら昔の電車等の運転席などに塗装してある色に近いです。
手すりのデザインも綺麗。34mmのスチールパイプと思われます。
縦配管の様子。2本を塗り分けているあたりがさすが。
ガラスのパーテーションもスチール枠ですので、とれもおしゃれ。
天井のグリッドがガラスの向こうにも通しで仕上げています。
階段踊り場の高さが、ホールの床高さと絶妙な高低差を演出していて、とても豊かな空間を作り出しています。
階段の手すりを壁として曲面にしているところも良いのですが、床のタイルをあえて45度振って貼っているのが西洋の雰囲気を感じます。
日本人ならなんとか壁のラインとかに合わせようと悪戦苦闘します。
カラフルな塗り分け。
1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館02 [コルビジェ見学ツアー]
学生会館の一階共用ホールです。
1999年当時ですが、共用で使うパソコン(初代iMACですね)があり、持って行かれないように壁の中にありました。日本だったら素で置いてあるでしょうから違いがあります。
こんな感じで見学ツアーの順番待ちの建築君たちでごった返しています。
地灯りは間接照明です。
シャワーコーナーなのか?ハードカバーの洋服ハンガーらしき物がずらりと並びます。
こちら、事務所ペースのドア。ドアにカウンター付き窓が付いています。
画期的!是非まねたいです。
1999年コルビジェを訪ねた旅・スイス学生会館01 [コルビジェ見学ツアー]
コルビジェを訪ねる旅はパリへ移動し、まずはスイス学生会館を見ました。
なんといってもこのピロティーは素敵。最上階の上のコンクリートの壁面と下のサッシュの割合が絶妙です。
ピロティ見上げ。
二つのコンクリート梁の間が設備のパイプスペースになっているようです。
外部付けのブラインドがまた良いです。
ヨーロッパではごく普通の外付けブラインドですが、収まりも綺麗で、開閉で表情も変わるし良いです。
裏側はガラスブロックのツライチ収まりでした。
ポツ窓のある裏面
外構にはこのようなオブジェがありました。
1999年コルビジェを訪ねた旅・ロンシャンの礼拝堂03 [コルビジェ見学ツアー]
ロンシャンの礼拝堂で売ってる絵はがきです。
フランス空軍のミラージュ戦闘機の背景にロンシャンの礼拝堂が写っているめずらしい一品
2010年に再度行ったときにはこの絵はがきは売っていませんでしたので貴重な一品です。
石川淳建築設計事務所
1999年コルビジェを訪ねた旅・ロンシャンの礼拝堂02 [コルビジェ見学ツアー]
この写真は礼拝堂の横の修景小山から撮った写真。
建築の写真はみなそうですが、対象の建物を綺麗に撮るため、周辺の様子はトリミングして見せない事が多く、ロンシャンの礼拝堂も横にこんな小山の修景の工夫があるとは思いませんでした。
赤い服のO嬢。大感激でお思わず涙ぐんでます。
四面どこから見ても表情が違うとても不思議な建物だなあと感じたのを思い出します。
この塔の表情は都市伝説によると、コルビジェのお父さんの顔に似てるとか・・・・
階段のディテールが綺麗です。
「細い材料を使えば良いというわけではない」ということをあらためて認識します。
石川淳建築設計事務所
1999年コルビジェを訪ねた旅・ロンシャンの礼拝堂01 [コルビジェ見学ツアー]
1999年の勤め先、インターデザインアソシエイツで行ったコルビジェを訪ねる旅です。
丘の上にありまして、駅から向かう道の先に見えます。(この写真は2010年に再度訪れた時のもの)
駐車場でバスを降りると霧がかかっていて、小道を上がると霧の中に礼拝堂が見えてきました。
感激したのを覚えています。思わず涙ぐむ人までいました。
石川淳建築設計事務所
1999年コルビジェを訪ねた旅・・ラ・トゥーレット修道院09 [コルビジェ見学ツアー]
ラ・トゥーレット修道院を一回りして外観を見に外にでました。
外観写真は色々な本にも良い写真があるので、めずらしくないのですが、最後の二枚は珍しいので是非ご覧を・・・
この写真は珍しいと思います。
修道院からちょと離れたところにある別棟です。
あまり本にも紹介されていませんので、ちょっと見ないと思います。
竣工当初からあるのか、あとから増築されたのか、調べてみたいです。
(と思いつつ10年以上たってしまいました・・・)
石川淳建築設計事務所
1999年コルビジェを訪ねた旅・・ラ・トゥーレット修道院08 [コルビジェ見学ツアー]
こちらは修道員たちの個室。
それぞれベランダが備わります。
余計な設備類が無いのでとてもシンプルで綺麗です。
現代日本だと、、ガス給湯器、エアコン、物干し、縦樋、避難器具などなど、見苦しい物を狭いバルコニーに詰め込まなければなりません。
ベランダの壁にはニッチがコンクリートで作られています。
また、手すり壁もコンクリートで、細かい穴が空いていて手が込んでいます。
共用階段の窓台と壁収納
階段室
窓の下半分がカウンター状に板が渡され、そこは緑の扉で閉じられていました。
日本ならエアコンディショナーの入るところですが、何に使っているのか?
石川淳建築設計事務所
1999年コルビジェを訪ねた旅・ラ・トゥーレット修道院07 [コルビジェ見学ツアー]
屋上のパラペットのディテールです。
天端に溝が掘ってあって、雨水が外にたれないように排水口がついています。
意外な心遣いにびっくり。
屋上緑化のようす
廊下の横連窓は。。。。
外から見るとこのようなディテール。
防水モルタルの水切りがイイです。スッキリとしていて、なおかつ味わいもあります。
昔は日本の公団の団地がこのようにモルタル笠木や水切りをつかっていました。綺麗でシンプルで、何でもアルミでやる今の日本の窓廻りに疑問を感じざるおえません。
石川淳建築設計事務所