ヴィトラ社工場・ヘルツォーク棟02 [スイス建築旅行]
ヴィトラ社工場のヘルツォーク棟の続きです。
けらばの納まりです。
こちらは黒い切妻のボリュームに木目の切妻がかん入している様子です。両側面の木目の壁は局面になっていて、ベンチになっています。
こんな風に座っている人も・・
外から見た内部。
内部の写真はとっても良いのかどうか、確認がとれなかったので控えました。
内部で関心したのは、積み上げられた切妻ボリュームがお互いつながっているため、3層の吹抜などが有機的に入り組んでいる事です。
縦穴区画の規定のある日本では特別な申請無しには容易に出来ない空間です。
表参道のプラダのビルもそうでしたが、縦穴区画をクリアして(シャッターとか無しで)作ることが本当に難しいので、とてもうらやましいです。(ドイツに縦穴の法規制があるかは知らないのでただうらやむばかり・・)
左にゲーリー棟、右にフラードーム。
屋根面はシート防水のようです。
端部の樋の納まりが興味深いです。
一階のカフェテラスです。
結構観光客などで混んでいます。工場の人もいるのかもしれませんが、日本のように制服では無いのでわかりませんねえ。
外へ続くデッキテラスです。
ヴィトラ社工場・ヘルツォーク棟01 [スイス建築旅行]
バーゼルからバスに乗ってドイツ領内のヴィトラ社へ行きました。
バスは30分ほどで、女性の運転手さんでした。
ヴィトラ社の工場は複数の建築家の作品が共演しているため、建築巡礼の若者のあこがれの地です。
GAで見たシザやザハ、ゲーリー作品が目の前にあり大興奮です。
バス停から見えるヘルツォーク&ド・ムーロン棟です。
イエ型が積み上げられた構成の下には中庭的な空間があり、ペンダント照明みたいな物が下がって、室内のような演出がなされています。
屋根のディテール。大味なのですが、コンセプトがしっかりしているので、気になりません。
雪止めも付いています。
1階には小物のお土産などを売るコーナーもあります。
内部は家具のショールームで、受付で申し込んで中に入ることができます。
ガイドさんがつく工場内の見学ツアーの申し込みをここでします。
ティンゲリー美術館02 [スイス建築旅行]
スイス、バーゼルにあるティンゲリー美術館の展示です。
展示されている彫刻はどれも電動式で、自由に可動させて見学できます。(撮影もOK・2010年春)
床にケーブルが伸びていて、スイッチが・・
これがスイッチ。足で踏むと稼働します。
建物裏はライン川沿いに廊下が延びています。
ライン川縁はこんな感じで・・・
バーゼル駅まで歩いて帰りました。
ティンゲリー美術館01 [スイス建築旅行]
閉館していたショーラガーからは、バスに乗ってティンゲリー美術館へ移動しました。
ライン川沿いにある美術館で設計はマリオ・ボッタ氏です。
ティンゲリー美術館のファサード。
マリオ・ボッタ氏は東京渋谷のキラー通りにあるワタリウムの設計者として有名ですね。
設計中に来日した氏に見せるためのサッシュの原寸模型製作を私は学生のころに模型屋としてつくりました。
こちらは車寄せ
ジャン・ティンゲリーはスイス生まれ、バーゼル育ちの彫刻家です。
内部は撮影OKで、電気で可動する彫刻は自由に動かして良いというとても楽しい美術館です。
バーゼル駅からトラムでショーラガーへ [スイス建築旅行]
2010年に行ったスイス建築旅行です。
朝ベルンからバーゼルへ電車で移動し、バーゼルからフランスのロンシャンへ行き、バーゼルに戻ると、トラムに乗り換えてショーラガー美術館へ。
グーグルマップで事前にプリントした地図をもって移動です。トラムの移動の途中にはヘルツォーク氏の信号棟がみえます。
トラムの駅の横にショーラガー美術館はあります。
駅前に門型の建物ということで、谷口氏設計の丸亀の美術館を思い出しました。
ところが、残念な事に休館中。2010年夏に再開だとか。
「テゥデイイズクローズ?ウィーカムフロムジャパン」てな感じでインターホンに言いましたが入れませんでした。英語は学生時代から苦手です。
ロンシャンへ再び02・裏手でビジターセンター新築工事 [スイス建築旅行]
11年ぶりにロンシャンに来ました。(2010年春)
以前来たときとまったく変わらない様子は、11年間の月日が無いようにさえ思われました。
見る方法によって全く違う様子は、初めて写真で見た学生の時には良く理解できませんでした。
顔のような明かり取りの塔もユーモアを感じます。
さて、ロンシャン礼拝堂の敷地裏手では建築工事が進んでいます。
(クレーンが見えています)
完成予想の模型写真が、塀にはってあります。
礼拝堂のある景色を壊さないように、正面のアプローチから見て左側の山肌に彫り込むように計画されています。設計はレンゾピアノ氏で、礼拝堂のビジターセンターです。
こちらは、敷地入り口の管理事務所内の休憩コーナーにある資料。
レンゾピアノ氏の設計説明の資料や模型が飾ってあります。
敷地入り口の管理事務所と礼拝堂への門。
この左方向の山肌に新しい施設が建設されています。
ロンシャンへ再び01 [スイス建築旅行]
バーゼルからはフランス行きの列車が出ています。
写真はバーゼル駅の片隅にある、フランス行きのホームへつながる待合室。
非常に殺風景です。
列車の掲示案内だけぶら下がっています。
あとは壁に広告があるでも無く、ただ壁沿いにベンチがあるだけの部屋です。
朝なので、フランスか方向から来る列車からはバーゼルへの通勤客で結構人が多いです。
我々はこれに乗って、ル・コルビジェの代表作、ロンシャンの礼拝堂へ行くことにしました。
1999年に行って以来の11年ぶりです。
バーゼルからミュールーズで電車を乗り換え、ローカル線で降り、タクシー乗車で向かいます。
タクシーからの写真。
丘の上に見えてきました!
ベルンからベーゼルへ通勤? [スイス建築旅行]
バーゼルにはヘルツォーク等の近代建築がたくさんあり、見所がたくさんあります。
そのためバーゼルに宿を取ろうとしたのですが、運悪くバーゼルで有名な「時計の見本市」と当たってしまい、宿がどこも満室。そのため、3日間ベルンから毎朝バーゼルまで電車で「通勤」して、建築を見て回ることにしました。
ベルンからバーゼルまでは1時間ほど、ちょうど東海道線で東京から茅ヶ崎あたりへ行く風でしょうか。
途中の車窓からは私好みの白いかわいい家がありました。
バーゼル駅直前にはヘルツォーク氏たちの設計の信号棟が見えます。
ベルン熊園 [スイス建築旅行]
去年のスイス建築見聞の旅から。
パウル・クレーセンターへ向かうバスが通るニーデック橋の下にはベルンの旧市街の境界をつくるアール川が流れています。
その川縁に熊園が広がっています。
ランドスケープとしても、おもしろいデザインで、建築くん達にも意外とお勧めです。
2010年3月現在で小熊が生まれていて、お客さんがいつもより多いそうで、スイスのテレビの取材も小熊目当てで来ています。
こちらは大人の熊
熊はベルンの象徴です。
パウル・クレーセンター07 [スイス建築旅行]
パウルクレーセンターのGL階から地階への階段です。
ロッカー室があり、荷物を預けてゆっくり見学できるようになっています。
こちらはワークショップ前の廊下。ガラス張りの部屋の向こうからはドライエリアからの光がはいります。
活動してる様子は見られませんでしたが、その様子が想像できる空間です。
美術を見るだけでなく、とても楽しんで身近なものにしているように見て取れました。