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タルマットとハーレン・ジードルングへ01 [スイス建築旅行]

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1990年から3年間、私は早川邦彦建築研究室に勤めていました。(早川邦彦氏は、いわゆるデザイナーズマンションという言葉が無い頃からこのカテゴリーを開拓し設計してきた建築家です)
そこで1冊の集合住宅の本に出会いました。

故 芦原 義信氏が編集監修した本で、マンションの大京観光が創立30周年を記念して限定出版した本です。
世界の名作集合集宅を、現在の居住している状態で写真を撮り、住民の部屋の中まで紹介した本です。

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その中でスイス ベルン郊外のハーレン・ジードルングのすばらしさに目が止まりました。
学生時代建築の勉強をおろそかにしていた事もあり、初めて見るその豊かな生活感にほんとうにノックアウトされました。

去年の春(2010年3月)やっとそのハーレンに行く機会が訪れました。
このスイス行きの建築見聞の旅は、現在人気のピーターズントー氏やヘルッオーク氏らの建築を見る事ももちろん目的ですが、なんと行ってもスイスと言えばハーレーン・ジードルングです。
コルビジェ直系、アトリエ5設計の代表作。これを見るためにベルンに来たようなものです。


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ベルンの駅からバスで10分ほど。
ハーレン橋をわたるとハーレンがあり、バス停の先には同じくアトリエ5設計のタルマットの集合住宅があります。
二つを同時に見学できるすばらしい環境です。

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