BKFチェアをリビングに [三角中庭親子の家 オウチ46]
リビングを階段登り口から見る写真です。
写ってる椅子はコルビジェの下で働いていた3人のアルゼンチン人デザイナーによって1938年にデザインされ、彼らの頭文字を取ってBKFチェアと名付けられた家具です。
今回撮影用に事務所で購入しまして、初めて実戦配備です。
いつも登場する事務所のアリンコチェアと共に竣工写真の写り込み用家具に仲間入りしました。
石川淳建築設計事務所
母室からの眺望 [三角中庭親子の家 オウチ46]
母室からの眺望です。中庭を通して外の通りまで見渡せます。
今回は母と子の2人住まいですが、一般的に二世帯住宅を設計するときは、上年代の世帯の部屋を玄関を見渡せる場所やリビングの近くなど、家の動線の中で目につくところに配置するのが石川淳建築設計事務所流です。
ご近所さんの様子が見えたり、家事をしたり、といった事がしやすい所は逆に子世帯からも目の届く場所で何気なく見守る事ができます。
先に歳をとってゆく家族を、一番目に入る場所に陣取ってもらうように設計します。
石川淳建築設計事務所
母室収納 [三角中庭親子の家 オウチ46]
母室の入り口側の様子。
引き戸の先にはキッチンの背面収納側が見えています。
室内に入って作り付けの棚を配置。この棚の壁の向こうは廊下側から入るトイレですが、トイレに必要な室内長から余った寸法分を母室へ割り当て、作り付けの壁収納としました。
そして左のグレーの壁の中は・・・
ウオークインクローゼットになっていして、広さは3.5畳です。
ちなみに、正面の壁に少し傾いてついているのはエアコンの冷媒管です。
壁付けのエアコンの配管を壁内に入れず、納戸の中を露出で通す事で、コストとメンテナンス性を考慮しています。
石川淳建築設計事務所
キッチン横から母室へ [三角中庭親子の家 オウチ46]
1階の母室です。
左は中庭に面した窓。
キッチン横の通路に面した母室入り口と手前の黒のドアはトイレ。
母上が家事やお料理を主に行うとの事で、キッチン・母室・サニタリー・物干し場が集まった配置になっています。
家事動線抜群のキッチン裏サニタリー [三角中庭親子の家 オウチ46]
キッチンの横の廊下を奥へ進みます。
右の開口内が洗面所と脱衣室で洗濯機置き場もありますので、洗濯後は勝手口から外の物干しスペースへ直行できます。
こちら見返し方向。洗濯機置き場が見えてます。
浴室はユニットバスを使用しましたが、洗面台は造作で製作しました。
石川淳建築設計事務所
キッチンと造作背面収納 [三角中庭親子の家 オウチ46]
OUCHI-46のキッチンです。
今回はお施主様が選んだトクラスのキッチン。
天板は人工大理石でシンクも同じ人工大理石を継ぎ目無く作ってある製品です。
色はインテリアに合わせて白を選定頂きました。
背面収納は大工工事で製作。
左奥に冷蔵庫置き場でコンロの奥はパントリーとしています。
キッチンからも中庭を見渡せます。
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床置きエアコン [三角中庭親子の家 オウチ46]
今回はリビングのエアコンを床置き式にしました。
通常の壁掛けエアコンを付けられる場所がほとんど無い勾配天井の吹抜のためです。
対面キッチンのカウンター下は床置きエアコンの定番位置です。
中庭のデザイン [三角中庭親子の家 オウチ46]
中庭です。
木の横格子は高さ2mほどで、格子の外側は人の通行もある事から目隠しの役目もはたします。
竣工時の植栽は株立ちの木を1本植えて、その他はお引越後にお施主様が楽しみながら植える予定です。
壁の裏側には散水栓を配置。
水受けの陶器はお施主様が益子焼の物を購入して取りつけました。
都内で設計する事が多いので庭をデザインする事が少ないですが、今回は外構もデザインしています。
屋根の三角形のモチーフを取り入れています。
こちらは見上げの写真
石川淳建築設計事務所
中庭に開くリビングの大窓 [三角中庭親子の家 オウチ46]
リビングから中庭を見ます。
4枚建ての引き分け型アルミサッシュを1階と2階の廊下に取りつけ、2段に開いた窓です。
ただ、南に開きすぎると熱負荷が大きくなりすぎます。
三角形の屋根は適度に日陰や軒下を作り、そして青空も見える様に、と考えた結果です。
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