スネリウススクール 校庭側写真など [オランダ建築旅行]
W.M.デュドック設計のスネリウススクールつづきです。
Rのガラスブロック外壁の足元は・・
ガラス面より足元巾木部分を引っ込めてあります。
というよりもガラスブロック面がレンガ面より出ているのですが、ガラスの加重をそのまま直下にもたせず、持ち出しの部位で支えて地面と縁を切っているところがさすがです(歴史上の建築家に私のような若輩物が言うのもなんですが・・)
窓のスチールサッシュの割り付けも繊細で綺麗です。
サヴォア邸と同世代の建物ですが、あちらは全部白いので必要ないのですが、こちらは仕上げ材の見切り方が巧みで綺麗です。
校庭側に廻ります。
出窓のディテールも綺麗。
水平の庇と塀と縁の切れ方が効いています!
レンガ仕上げの外壁の厚みに注目です。
足元の方が引っ込んでいるところを見るとレンガは意匠で貼ってあるのでしょうか。
あまり文献やネットで情報や写真が無い建築ですが、見に来て正解。
とても丹精で綺麗でした。