金沢にふらっと建築見に・谷口吉生氏の鈴木大拙館へ08 [旅行・建築見学]
金沢にふらっと出かけた様子も最後。
鋼製建具と、内側の木製建具の枠廻りディテールがまた綺麗。
木建とアルミの上枠の取り合わせ。
内外を隔てる自動ドア(引き戸)の下枠。室内と室外をまたがる溝に硝子の隔てが付いてました。
溝は通したいし、内外の空気は切らないといけないし、担当者としてはまようところでしょう。
手摺りの交点も気を使っています。
外構の石の見切りはフラットバー
庇からの雨はそのまま落とすのかと思うと・・・
裏側に鎖の縦樋がついていました。
なるほどです。
裏の機械室のガラリも妥協なし。
建築聖地巡礼で金沢に来たら、21世式美術館と鈴木大拙館を両方見てほしいです。
王道の美術館の作法を極めた作品と美術館自体のあり方に一石を投じた作品。
両方とも歩いて行き来できる距離ですので、是非に。