玄関にはスケルトン階段 [展望台のような家 ハコノオウチ17]
玄関に立って奥を見た写真です。
壁付けの「スケルトン階段」で奥へ目線が行くようにしています。
左は子供室。
さて、最近、蹴上板のない階段を「スケルトン階段」と言うそうですが、我々建築設計者はあまりそういう表現をしてこなかったのですが便利な呼び名ですね。
ハウスメーカーやビルダーさんの営業さんがお施主様に説明するために作られた言葉なのかな、と思います。
我々設計者はすぐ絵を描いて説明してしまいますが、営業担当さんは言葉で説明すると推察。
石川淳建築設計事務所
縦列入れの靴入れ [展望台のような家 ハコノオウチ17]
玄関の造作靴入れです。
靴入れの奥行きは靴の長さから案配すると通常40センチほど。
玄関の間口が狭くなってしまいます。
そこで、今回は靴入れを20センチほどに薄くして、靴は縦列で入れるようにしました。
こんな感じです。
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天井露出の土間室 [展望台のような家 ハコノオウチ17]
土間室の中からです。
右の引き違い窓から玄関前に出られます。
さて、
天井にはプラスターボードを貼る予定でしたが、ご希望から構造体を露出する事に変更。
電気配線はそのまま見せる事にしました。
また、構造金結用のボルト類も壁際に見えています。
こちらもご希望で、この部屋の照明スイッチだけ昭和レトロのスイッチに。
外から見る土間室。
窓を開けて撮影すれば良かったですね。今回は自分撮りの竣工写真ですが、気が廻らずでした。
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玄関横の土間室 [展望台のような家 ハコノオウチ17]
玄関横の土間室です。
このハコノオウチ17のお施主様は、2020年1月放送の「渡辺篤史の建もの探訪」で紹介された家をご覧になって設計ご依頼を頂いたご夫婦ですが、放送の家は茶の木目と玄関土間が特徴の「OUCHI-43レコード棚の家」でした。
その家のイメージが好きとの事で、提案時は小和室だった予備室を玄関土間続きの小部屋となり、また天井には木目を出す変更を行いました。
玄関横から下足のまま入れる趣味室的な場所です。
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スチールに見える木製框玄関ドア [展望台のような家 ハコノオウチ17]
玄関ドアは採光が取れるように硝子の入った框(かまち)ドアにしています。
さて、一般にこの形だとスチール製作に思えますが、実は木製建具です。
ソリッドカラーで塗装するとスチールドアのように見えます。
スチール製よりも安く作れて、重さも軽いので、開け閉めしても建物に震動が伝わりづらくてGOODです。
室内から見た様子。
玄関ホールの採光を玄関ドアで確保です。
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玄関ポーチ [展望台のような家 ハコノオウチ17]
ハコノオウチ17玄関ポーチです。
2階全体をキャンチ構造で跳ね出しているため、1階部分ではポーチ状になります。
軒天井には物干しを下げる格納式のフックがついていて、玄関前ではありますが貴重な南向き面に干し物を下げる事もできるようになっております。
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2m角正方形の大開口 [展望台のような家 ハコノオウチ17]
敷地を初めて見せて頂いた時に、抜群の眺望が得られることがわかり、こちらの面にバルコニーを作るか、あるいは大開口窓を作るかで検討しましたが、結果は2m四方の大きな窓を配置する事にしました。
バルコニーの場合、外に出れば眺望は良いですが、室内に居るときはベランダの床や手摺りに景色が少しカットされてしまいます。
そこで、室内に居る時を優先して、大窓案を採用です。
幸い、防火指定が無い地域だったため、アルミサッシュの既成品の特注寸法で安価に実現出来ました。
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道路から7.3m上がった擁壁の上 [展望台のような家 ハコノオウチ17]
敷地は道路から7.3mあがったひな壇状敷地で、階段までは造成工事で完成していました。
さて、敷地の中からの転落防止のために白の腰壁を作っています。
ちなみに、ひな壇敷地のコンクリート擁壁の真上に手摺りや壁やデッキを載せている風景をよく見ますが、本当は一般的にNGです。
擁壁の設計時に上部に加重がかかるのを計算して設計している場合はOKとなります。
と言うことで、ここでは擁壁の設計者へ質疑を出したところ、加重を見てないとの事で、塀は擁壁からセットバックして敷地の土の上に立てる事にしました。
実際は乗せても大丈夫でしょうが、コンプライアンスをうるさく言う時代にあってはやむおえない判断です。
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新 展望台のような家 ハコノオウチ17 [展望台のような家 ハコノオウチ17]
久々に竣工物件の写真をUP、「展望台のような家 ハコノオウチ17」です。
東京都の西部地区の住宅地、丘の上にある住宅です。
設計のご依頼を頂いたのが2020年の2月で、設計お打ち合わせを初めてリモートで行った物件です。
写真は敷地へ続く丘下の道路から近隣住宅の間に見える様子。