幅3ｍのガレージハウス・防弾ガラスと同じ材料 [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
天井と床の一部分は同じ位置が透明になっており、各階からガレージを見下ろせる訳です．
この透明の板はよくアクリルと表現されますが、ポリカーボネート製です．
アクリルは衝撃に弱く、割れてしまいますが、ポリカは衝撃に強く、日常の行為の衝撃で割れることはまずありません．よく防弾ガラスと言われる物がありますが、実はそれはポリカーボネートでできています．つまり強化ガラスよりも条件によっては強度がある材料なのです．
幅3ｍのガレージハウス・透明な床からガレージを見下ろす [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
先週の続きです．寝室の床の一部は透明になっていて、1階のガレージがこのように見下ろせます．黒い床の部分はカーペットです．普段忙しくて乗れない愛車も、毎朝毎夜上から眺める事だけはできるようになっています．女性には分かってもらえない事が多い至福の瞬間です．
幅3ｍのガレージハウス・寝室の透明床と天井 [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
昨日の見返しの写真です．主寝室の方向を見ています．主寝室内部の廊下部分は、床、天井共、透明になっています．下を見れば愛車があり、上はダイニングの天井から降り注ぐ天窓の光が見えます．小さなウォークインクローゼットも備えています．
幅3ｍのガレージハウス・踊り場の洗面コーナー [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
階段踊り場の洗面コーナーです．このフロアには主寝室があり、朝の歯磨きや洗顔などに便利な位置になっています．天井は透明なポリカーボネート板になっていて、上階の天窓からの光や、南の窓からの光が届きます．
幅3ｍのガレージハウス・階段から見上げ [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
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昨日の洗面から階段室に戻って、上の階へ進みます．1.2階の壁は構造用合板です．階段は黒く塗装された木製で、手摺りも木製の塗装仕上げです．見上げている踊り場が2階で、その上のハシゴ状に見える天井は透明なポリカーボネート板が敷かれた3階の床です．
幅3ｍのガレージハウス・洗面室 [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
さて、ここは昨日の地下室の直上の部分で、洗面脱衣室です．南向きのため明るく風の通る場所で、小さなデッキバルコニーがあります．建築面積が一杯のため、バルコニーは壁から鉄骨の腕で片持ち式に跳ね出しています．
幅3ｍのガレージハウス・地下の高窓 [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
地下の見返しの写真です．1階で半層スキップした結果、地下に高窓を設けることができました．
右上に見える換気ファンも地上に出ている部分に取り付けられるので、漏水のリスクがありません．
道路側はクルマの出し入れのため道路と同じレベルとし、奥の方はこのように地上に少しだけ上げて、換気や採光を取る工夫をしています．
幅3ｍのガレージハウス・地下の多目的室 [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
地下室の写真です．正面はコンクリート打放しの壁柱で、周囲の壁は断熱と耐火性能のある吹きつけ材です．1階を半層上げたおかげで、地下室の天井たかさは約3ｍとれています．
地下を作るときは、湿度と漏水の問題を十分に考慮してつくる必要があります．ここでは敷地の幅が狭いことから、防水工事を内側から行う方法をとっています．湿気については除湿用のエアコンを備えていますが、扇風機などでも有効で、室内の空気を動かしてやることで、カビの発生を最小限にとどめることができます．
それから、地下にトイレや、キッチンを付ける場合はこれらの設備の排水を貯めて、ポンプアップする必要があるため、小さな住宅では避けた方が良いでしょう．ポンプの故障や停電で、汚水槽があふれるようなリスクがあるからです．
幅3ｍのガレージハウス・半層あがった階段室 [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
ガレージから半層あがって、階段室です．地下へ行く階段と上階へいく階段がみえます．見えずらいですが、床に切り込みがうっすら見えていて、下は床下収納になっています．半層上げたのにはそのほかにも2つの大きな理由があります．一つは地下に窓が設けられるようにあげていること．もう一つの理由は3階にありますが、これは3階の写真を紹介するときにお話しします．
幅3ｍのガレージハウス・各階から愛車を眺める工夫 [T-3G幅3ｍの狭小住宅]
石川淳建築設計事務所
ガレージの天井部分の詳細です．透明な床材がはめ込まれていて、3階の居間まで見上げられます．天窓の光が1階へさしこみ、又、どの階からも愛車を見下ろす事ができるのです．
