広めの土間に [父島・風土の家TETUYAさん]
土間は(客室の場合って玄関と言うのか、入り口なのか迷いますね・・)三角形で入り口側を広くしています。
父島では海や山のアクティビティーを楽しむので、通常の靴の他にサンダルを持って来る事が多いです。
それらを置いたり、持参した外用の遊びグッズなどを置いたり出来るスペースとしました。
右の壁の造作カウンターは低めにしてベンチ代わりに腰掛けられる高さにしています。
こちらは改修前の土間です。
石川淳建築設計事務所
3室を1室にリノベーションしたスイートルーム [父島・風土の家TETUYAさん]
小笠原諸島の父島の宿泊施設TETUYAさんリノベーション計画です。
写真は本館2階の元々3室あった客室を1つのスイートルームへ改装した部屋。
元の部屋は緑の壁の所までで、開口の向こうは隣りの部屋でした。
又、ダイニングテーブルのある所に窓があり、その先は外部に開いたサニタリーでした。
右のドアは改装前と同じ位置ですが、開き勝手をひっくり返しています。
ここでで靴を脱いで上がるタイプの部屋で広々な土間を設け、リビングルームにダイレクトに開きます。
石川淳建築設計事務所
2階客室へ [父島・風土の家TETUYAさん]
3つあるアーチ型の開口の真ん中です。
右のアーチはレストランで、左のアーチはバリアフリー客室です。
バリアフリー客室は撮影時はまだ残工事中でベニア板で開口をふさいでいます。
真ん中の「のれん」をくぐって入ると・・・
階段が真っ直ぐ上がり、2階の客室へ。
石川淳建築設計事務所
バリアフリー改修でデッキ庭に [父島・風土の家TETUYAさん]
今回の改修は1つは客室と外観のリノベーションですが、2つ目はバリアフリー改修です。
リノベ前は道路から緩やかに登る芝生と砂利があり、最後建物に入る所で段差がありました。
そこで、庭全体をデッキでかさ上げして建物出口の高さに合わせました。
道路から建物入り口の高さまで高低差が90センチほどあり、それをスロープで解消するのですが、1:12勾配という規定を守るにはかなり長い距離が必要です。
その長いスロープを敷地の中に納めてデッキを広く取るために、道路に沿ってスロープを取る案を考えました。
しかし、それでも敷地間口の中央から端部まででは距離が足り無かったため、登り切れてない段差分をデッキの水勾配で解消しています。
なかなかシビアな高さ設定でした。
石川淳建築設計事務所
父島の宿 TETUYAさん 外構サイン [父島・風土の家TETUYAさん]
父島TETUYAさんリノベーションの外構サインです。
サインデザインは改修全体をコンサルティングしている会社さん手配のデザイナーさんです。
サインを建築物の壁に付ける場合は、机上でスタディするのとちょっと違った感覚が必要です。
文字の大きさについては助言をしました。
いつもは現場で紙コピーを現場に貼り付けて大きさ確認するのですが、なにせ往復6日かかる小笠原諸島父島なので、京都の方におられるデザイナーさんと父島のオーナーさんと東京の私とでリモートで意見交換しながら決定です。
取り付け位置は、完成確認に伺った時に現場で決める事ができました。
石川淳建築設計事務所
新 父島の小ホテル・ [父島・風土の家TETUYAさん]
今日からは小笠原諸島の父島でリノベーション計画を行った「風土の家TETUYA」さんの写真をUPしてゆきます。
2011年に父島で完成したAQUAさんのお施主様からのご紹介で、リノベーション計画のご依頼を頂き、2021年春から始めたプロジェクトです。
既存建物は真ん中に3客室とレストランの入る本館があり、左右に1棟1客室の別棟があります。
元々は白い外壁に青の窓枠の海を意識した色調計画の建物でした。
新しいTETUYAさんはアースカラーを基調にした計画にしましょう、とお施主様・コンサル会社さん・私の3者で相談して決定しました。
3棟の形は変わっていませんが、道路境界にそってモルタル仕上げの塀を新設しました。
これによって、グレード感をUPする事とバリアフリー対応のスロープの設置もからませて、外から見た時のイメージチェンジを図りました。
石川淳建築設計事務所