玄関ポーチ 雨に濡れづらく [オウチ22 出雲の家]
玄関のドア前には長さ6mほどの寄りつきポーチが伸びています。
これは、もともと、駐車場に建築と一体感のある車庫の屋根が欲しいというご要望を頂いた事から始まりました。
車をすっぽり納めるにはかなりの広さが必要で、これを建築工事でつくるには結構な金額がかかりそうです。そこで、駐車スペースの前に長めの寄りつきポーチをつくり、雨の日でも車の乗り降りや荷物の積み込みなどに使える空間を提案しました。
またこの6mのポーチは庭への視線を遮る役目もはたし、家全体に個性的な印象を与えています。
川を望む1階リビング [オウチ22 出雲の家]
出雲の家は、広々した平坦なところで、東方向に緩やかな小さな川が望める敷地に建っています。
この川に向かうように1階のリビングから庭につながる大きな窓をつくっています。
外観の特徴は細長く突きだした玄関寄りつきポーチです。
写真右に川に架かる橋があることから、複数の道路の交差点になって、そこからの視線がリビングに及ばないように、ポーチを長くしてに木製ルーバーの目隠し壁を付けることにしました。
このお陰で、庭とリビングが周囲から適度に守られた場になっています。
新 オウチ22 出雲の家 [オウチ22 出雲の家]
今日からは、2011年10月に竣工した出雲の家の竣工写真をご紹介。
2010年の9月に設計御相談のご連絡をいただき、2つの土地候補を拝見しに出雲へ伺ったのが同年10月。12ヶ月後の2011年10月に竣工お引き渡しができました。
お打ち合わせと現場監理のため、のべ15往復をして完成に至りましたが、時にはお施主様に出雲空港まで来て頂き、お打ち合わせをすませ、空港から一歩も出ずに羽田へ帰還なんて事もしました。
また、お施主様の方から東京へ来て頂いた事もありました。(もちろん東京旅行をかねてです)
同時に進行していた小笠原諸島の物件と比べてしまえば、出雲/東京の距離など何の問題も感じません。なにしろ日帰りできるのですから。