UBと製品洗面台 [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
今回はお施主様ご希望もあって浴室はユニットバスです。
ドア横の袖壁の一部をガラスに出来るオプションを使って柱と筋交いがかかりますが、脱衣室と繫がりを持たせています。
洗面台もボウル、カウンター、収納箱、鏡、照明、などが一体になった製品を使用しています。
さすがに工事的には大変楽。
一昔前のアパート洗面台、の世界よりはだいぶスタイリッシュで綺麗な製品でした。
石川淳建築設計事務所
階段下の活用 [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
子供室から見える階段です。
階段の下半分はササラ板に段板を挟んで蹴込み板無しのデザインにして、階段下に飾り物を置いたり小物を置いたり出来るようにしています。
上半分の方は壁で囲った階段にして、内部はトイレに使っています。
トイレは便器に座る形で使うので、天井に勾配が付いている階段下でも有効に使えます。
既成品の可動間仕切り [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
子供室と予備室です。
奧側が子供室で、手前側が予備室で、真ん中のあたりで可動間仕切りで仕切れるようになっています。
今回はスライディングドア形式で、会議室などに使われるタイプの開き勝手がご要望でした。
そのため、今までの作品では製作木製建具の引き違いなどで間仕切り、全開時も引き残しがあるような形が多かったのですが、今回は壁に集める形としました。
製作すると、対費用と動きの精度が心配な事から、合理的にメーカーの製品を使っています。
石川淳建築設計事務所
子供室・寝室入り口 [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
2階への階段の左側の廊下に沿って、予備室、子供室、寝室の引き戸が並びます。
その奧は洗面所と浴室があります。
引き戸はハンガー式となっていて、1本の上鴨居ですべての引き戸を下げています。
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階段吹抜・玄関ホール [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
玄関ホールには2階への階段があります。
設計当初は階段を2つ設けるなどして色々な動線計画を検討していましたが、2階を最大面積でLDKに当てるには短い動線とする必要がありました。
そのため、玄関ホールからすぐに2階へ上がる階段を配置して、その上の抜き抜けをりリビングへ少々開口でつなぐ事で上からの気配と光を玄関ホールへ落としています。
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ウオークインシューズクローゼット [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
ウオークインシューズクローゼットです。
引き戸1本で開け閉めして、内部は可動棚を大工さんに切ってもらって取り付けです。
床はレール無しで上部ハンガーレール吊りとしています。
「ほうき」など外で使うような物も少々収納出来、またこの中の上の方の壁にはに分電盤も配置しています。
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三角形の玄関土間 [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
玄関ホールです。
土間タタキの部分を三角形にして、右の子供室への動線とウォークインシューズクローゼットへの入り口確保、靴を脱ぎ履きるす上がり框のラインの長さ確保を行っています。
数人で一度に靴を脱ぎ履きしようとすると、上がりラインの間口が必要です。コンパクトな住宅を作るときも玄関はなるべく広めにとりますが、間口を確保するのには苦労します。
三角形のタタキはOUCHI-29でやってみて、上手く処理できたので、ここでも採用してみています。
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玄関アプローチ [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
玄関ドアは建物側面にあります。
高度規制の高さ制限がかかることから、建物を南一杯に寄せて北側にできた空地側に玄関と駐車場スペースをとっています。
ドアのあるこちら側が北方向です。
パーキングはこの玄関より右奧になるので、クルマが玄関ポーチの土間を乗り越えて出入りしなければならないので左右に緩い勾配をつけてあります。
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ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家 [ハコノオウチ08 ルーフテラスのある家]
今週からは昨年末に完成した「ハコノオウチ08」を掲載していきます。
「出来るかぎりリビングを広く大きく取りたい」というご希望から設計が始まりました。
そのため、2階はワンルーム的な空間として、すべての個室と浴室などを1階に集めました。
道路からの高さ制限を避けるため道路側のボリュームは低めに設定し、敷地奧は高めとしてメリハリを付けた室内空間としていることと、正面のハコ形ボリュームの屋上をルーフテラスとしてそこからリビングへ採光する構成になっています。
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