千歳船橋清掃工場 重層する壁の表現 [千歳船橋清掃工場]
1990年に早川邦彦建築研究室にて担当した千歳船橋清掃工場
南向きのメインのファサードはバルコニーの面と建物本体の表面、プラントを囲む外壁が重層したファサードデザインです。
氏の代表作の成城の住宅で行った壁の重層デザインの方法の変化球といったところでしょうか。
「ファサード4辺にそれぞれに特徴をもたせる」というような事を当時聞かされたと記憶しています。
写真中央の水色のボリュームは屋根が門形ですが、基本提案時はウオールト屋根でした。
減額で陸屋根になりました。
こちらは道路対岸にある区民プールで、これも後に早川邦彦氏が設計しました。
清掃工場の熱源をつかっている温水プールです。
私が辞めた後に正式に始まったプロジェクトです。
デザインのテイストは工場とは全く違い、「水を表現した形」との事でした。
石川淳建築設計事務所