洗面器はCERA [ハコノオウチ10 大窓のある家]
1階廊下からサニタリーへ入ります。
洗面器はTOTOが輸入代理を行っているブランドのCERAからお施主様が選定したCEL531です。
カウンターはウオールナットの集成材を大工工事で取り付けて、洗面器を取りつけています。
鏡はこの写真撮り時は取り付け前で、お施主様が選んだシンプルなスチール枠の鏡がこのあと取り付きました。
右の壁面収納も造作工事と建具工事による手作りです。
石川淳建築設計事務所
たっぷり収納室 [ハコノオウチ10 大窓のある家]
玄関背に右にはウオークインシューズクローゼット、左にはクロークがあります。
上階の個室には収納を設けず、1階の日照の取りづらい空間に収納をまとめています。
こちらの写真はクローク入り口。
クローク内部です。
昨日UPしたシューズクロークの扉の中は・・
作り付けの棚をびっしりと。
十分な収納量を確保します。
スッキリ扉 枠無し納まり [ハコノオウチ10 大窓のある家]
ハコノオウチ10の玄関廊下です。
玄関から入った1階にはトイレ、収納室2つ、小さな個室、階段、サニタリーの入り口、と沢山の開口が付きます。それもあって、玄関すぐの2つの収納の扉は枠無しの白塗装として壁に馴染ませ、整理しています。
開けるとこんな感じ。
プッシュラッチで押すと扉がこのようにちょっとだけ開き、その後は手をかけて開きます。
石川淳建築設計事務所
玄関廊下のアイ ストップ [ハコノオウチ10 大窓のある家]
玄関を入って正面の様子です。
アイストップに窓を設けて、その先に植栽を施しました。
今回のハコノオウチ10のお施主様は部位事に具体的なイメージをお持ちで、この窓も設計を開始する段階から「玄関の廊下の先にアイストップになる窓と外に植栽がほしいです」とご希望を頂いてデザインしました。
先の記事で記載のように高さ制限が厳しいため、1階の床高が少し地盤面より低くなっているため、窓の位置は少々高めになっていますが、お施主様選定の木を植えて明るい玄関廊下とする事ができました。
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墨モルタル玄関タタキ [ハコノオウチ10 大窓のある家]
玄関タタキは今回は墨モルタル金ゴテ仕上げとして、外の床と同じ仕上げでつながっています。
外は日光に当たるので段々退色して黒が抜けてくるのですが、「年と共に年季が入る」材料の方が好きです。
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玄関タタキから下がって入ります [ハコノオウチ10 大窓のある家]
今日はソネットのサーバーメンテナンスのため更新が遅れました。
さて、ハコノオウチ10の玄関室内です。
高さ制限のきつい中で3階建てにするために1階の床高さは外の道路より少々下がっています。
そのため、玄関ドアを開けて入ってきたタタキ部分で靴を脱いで一段下がる方式をとりました。
2階の床を支える梁の下ぴったりに天井を貼って、さらに水道屋さんと監督さんと思案して2階キッチンの排水管も天井内に納めて、天井高さをやりくりしています。
都心の住宅は高さの設定が非常にシビアです。
玄関のドアは内外とも鉄扉に木貼りの上ウオールナット塗装を施しています。
床材もお施主様選定のウオールナットのフローリングです。
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防火サッシュで窓小さく [ハコノオウチ10 大窓のある家]
作品サブタイトルは「大窓のある家」ですが、道路側の面はアルミの既成品サッシュで構成しているため小さめの横長窓です。
横長の「高所用窓」というのを3枚横につないで細長いストライプ状の窓に見せていて、室内では反対側の南面の大窓との対比を作っています。
さて、2013年に始まった国とメーカーによる防火サッシュの変更以降、サッシュの種類はほぼ増えていませんので、工事費を抑えてデザインしようと考えると打つ手がかぎられてしまいます。
そのため東京23区など防火指定のある地域に建つ住宅はまだまだ「選びたい窓が無い!」といった状況が続きます。
さらに、近い将来始まる住宅の省エネルギー対応のためとする変な規制により窓の面積が制限されるようになりますから、市街地の住宅はますます窓が小さくなって行きます。
一般の人は「なんで最近の住宅は窓が小さいのですか?」と不思議に思われていることでしょう。
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ポスト・製作木貼りの玄関ドア [ハコノオウチ10 大窓のある家]
玄関ドアはウオールナットの木ドアをご希望されていましたが、防火戸の特注木製ドアは価格がかなり高かったのでスチールドアを製作して木を貼ることにしました。その方が寸法も仕様も自由にできます。
縦張の木にウオールナット色のオイル塗装を施してあります。
また、スチール製作ですのでドア横にはめ殺し窓を付けて玄関の明かり取りを設けています。
手前のポスト(千葉製作所さん製)はお施主様が気に入って支給して頂いた鉄製の手作りポストです。
インターホンが内蔵されているので玄関前をスッキリさせられます。
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竣工撮影は澤崎信孝氏 [ハコノオウチ10 大窓のある家]
ハコノオウチ10アプローチ部分です。
植栽はお施主様による選定でオリーブの木が植えられました。
さて、今回の竣工写真は新しく知り合いました写真家の「澤崎信孝氏」によります。
http://briansawazaki.com
主婦の友社写真課から独立されたカメラマンさんです。
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新 ハコノオウチ10 大窓のある家 [ハコノオウチ10 大窓のある家]
今日から新しい住宅をUPしてゆきます。
「ハコノオウチ10 大窓のある家」です。
場所は東京都内の住宅地で、クルマの入れない幅2mほどの道路に面した敷地です。
4面隣家に囲まれた場所でしたが、完成後に写真手前の家が取り壊されて運良く全景外観の写真を撮れるタイミングがありました。
木造の3階建てで、屋上に小さなデッキテラスがあります。
写真の右側が北で手前が東で2面が細い道路になっています。
そのため、道路側には細長い小さめの窓をとりましたが、タイトルの「大窓」を南面に採用しています。
「大きな窓のあるハコノオウチを作ってください」というご要望を頂き設計をスタートさせた住宅です。
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