スキップフロアの隙間からリビングが垣間見れます [オウチ20 長野の家]
再び玄関ホールにもどり、天井を見上げます。
天井高さは3mほどあり、水平スリットが見えますが、この先はリビング空間です。
玄関ホールの直上はダイニングになっていますが、ダイニングとリビングの間で高低差70センチほどスキップフロアになっていて、その隙間から玄関ホールへ2階の光が落ちているのです。
天井に黒く2枚あるのはリビングからダイニングへ上がる階段の裏側です。
正面の開口は子供室の入り口で、右の電気の灯っているところはトイレで、階段下を有効に使用しました。
ウオークインクローゼット [オウチ20 長野の家]
今年も平日は完成した住宅の竣工写真のご紹介からです。
さて、主寝室奧の壁はグレー色のクロス貼りになっていまして・・
裏側はこのようにウオークインクローゼットになっています。
片面一面の棚収納とハンガーパイプで洋服をタンス2竿分ぐらいを確保しています。
正面の白い箱はブレーカーの分電盤や電話、ネットの端子ボックスです。
スッキリ生活するには収納が不可欠ですので、できるだけ確保いたしました。
2012年は長野の家から [オウチ20 長野の家]
2012年、1月5日より事務所通常業務に戻ります。
さて、今年初回の更新は長野の家の続きを通常に開始です。
写真は長野の家、1階寝室の窓側向きの様子。
建物裏手は敷地境界まで数メートルあり、その先は畑になっています。
その開放的な雰囲気から、普段はあまり寝室には採用しない掃き出し窓をつかっています。
窓の外にはベランダ下の部分にデッキ貼りの濡れ縁が備えてあります。
壁面本棚のある寝室 [オウチ20 長野の家]
長野の家主寝室の様子です。
左の開口が玄関ホールで、正面の引き違い窓の外は通り庭になっています。
寝室の壁面には一面本棚にして、本棚を別途買わなくても収納できるようにしています。
床はパイン材のフローリングで床暖房を設置、壁はいつもの塗装調白のクロス貼りになっています。
引き戸の玄関ホール [オウチ20 長野の家]
玄関引き戸を通り庭から見たところです。
硝子の入った片引き戸で、あけると三角形の土間タタキがあります。
右の奧にスキップフロアになった2階への階段があり、リビングからはスキップフロアの隙間から光がこぼれます。(写真上の横スリット)
また、冷気のたまる玄関ホールには蓄熱暖房機を設置して、ここから緩やかに2階へ暖気があがるように設計しています。
通り庭のベンチと水場 [オウチ20 長野の家]
長野の家です。
通り庭には大工工事で素朴な感じに作り付けたベンチがあります。
キシラデコール塗装の黒にしていまして、その上に小さな手洗い器を備え付けました。
通り庭で「何かが行える」可能性を作っておきたいと考えました。
墨モルタル土間の通り庭 [オウチ20 長野の家]
格子戸を入って通り庭の中です。
通り庭の部分は外と空気がつながっていまして、左の引き戸は玄関。
ここから中が室内となっています。
方位は右の壁が南方向ですが、隣家が迫っていますのっで、高窓を設けてうっすら採光しています。
また、この壁には木製のベンチをつくってあり、手洗いの水場を作って「何か」ができるようにしています。通り庭は主には自転車置き場だったり、冬タイヤ置き場だったりしますが、敷地の裏側に通り抜けられる事で、家裏の濡れ縁から表の庭まで一体で利用が可能になりました。
通り庭の格子戸 [オウチ20 長野の家]
玄関口の様子です。
木製の格子戸は引き戸になっていて、建物の向こう側へ通り抜けられる「通り庭」とよぶ玄関前ポーチのような空間があります。
開けるとこんな感じに。
床はいつもの墨入りモルタル金ゴテ仕上げです。
こちらの家には飼い猫がいまして、この格子戸を閉めておくと、勝手に出かけてしまわないようにしておくこともできます。
インナーバルコニー外観 [オウチ20 長野の家]
正面ファサードにある正方形の開口はリビングのインナーバルコニーになっています。
開口の1/3ほどがFIX硝子のまどで、のこり2/3ほどが彫り込んだ形のインナーバルコニーです。
木造の場合、一つの開口にバルコニーと窓を一体感をもって見せるのは結構難しいのですが、工務店の監督さんと相談を重ねて作りました。
玄関アプローチ [オウチ20 長野の家]
10月に竣工した長野の家のアプローチです。
外構デザイナーの方の提案でベンチが置かれているのが特徴。
正面の開口が建物入り口にでここをくぐり抜けると、「通り庭」と呼んでいる半屋外の空間があります。
通り庭は建物の表と裏側を行き来できるようになっていて、写真では建物裏側の格子ドアごしに裏手の光が透けて見えています。