天窓もあります [オウチ20 長野の家]
ダイニングからリビングを見下ろしたところです。
屋根は切妻ですが、内部の天井は平らな天井としまして、ダイニング箱のからリビング箱へつながるようなデザインとしています。
天井の入り済みには小さな天窓を設けて角を明るくすることで空間に広がりを持たせています。
天窓の左の壁は正方形の大きめの扉で、ロフトとダイニングをつなぐ窓のような存在です。
ダイニングルーム続きです [オウチ20 長野の家]
長野の家、ダイニングルームの続きです。
蓄熱暖房機のある腰壁の裏側がキッチンで、アイランド式キッチンとなっています。
猫のための小道は左の壁の小穴から抜け出し、ダイニングルームの廻りをぐるりと廻ります。
途中ブラインドの下がった窓の前を通り、レンジフードの上をまたいで行きます。
敷地の方位は、キッチンの背面方向が南なのですが、お隣がぴったり建っていますので、高窓としつつ、ブラインドで視線調整を行っています。
ダイニング [オウチ20 長野の家]
ダイニング空間です。
右の腰壁の向こうがキッチンで、右下に蓄熱暖房機が見切れています。
リビングの床はナラの無垢材フローリングで、ダイニングは白のビニル床タイルになってダイニングは白の空間になっています。
猫の小道の上には天井でバウンド光をとる両口ハロゲンランプを取りつけていますが、昨今のご時世で、ハロゲンランプが少なくなってきています。
さすがにLEDでバウンド光を取れる大光量の機器も見あたらなくて、今後は天井の高い空間で照明計画にこまってしまいそうです。
猫の小道のあるダイニング [オウチ20 長野の家]
ダイニングからリビングを見下ろします。
正面右の開口はパソコンコーナーへの入り口で、その上のグレー色の棚は猫のための小道です。
以前設計したオウチ14と同じような愛猫のための散歩道を造るようにご希望をいただきまして、今回はグレーの塗装に仕上げた小道を造りました。
ロフトからダイニングをぐるっと回って壁の穴をくぐり抜けるとパソコンコーナーのテーブルまで到達できます。
だいぶお年寄りの猫さんですが、上手いこと使ってくれると良いのですが。
リビング 作り付けのAVボード [オウチ20 長野の家]
長野の家、リビングです。
インナーバルコニーにつながるリビングの壁には作り付けのAVボードを取り付けました。
細長く部屋の端から端まで伸ばし、DVDのパッケージやゲーム類を納める棚としてつかいます。
白い壁の部分にテレビを掛けるように考えていて、アンテナ端子やコンセントも壁に付けていまして、AVボードの棚の中と配管でつなぎました。
スキップフロアのリビング [オウチ20 長野の家]
2階のリビングです。
正面にインナーバルコニーがありまして、その先には善光寺さんの塀が見えています。
リビングからスキップフロアで続くダイニングは段差70センチほどで、この高さの差の部分から玄関へ光を落としています。またこの部分は空気の動きを抑制するため透明のポルカーボネートを入れました。
リビングとインナーバルコニーは一体感を持たせるため、高さを天井まで伸ばしたサッシュを使用して、部屋の広がりが外までつながるようにデザインしています。
右手のダイニングには蓄熱暖房機が備わり、リビングには床暖房が入っています。
インナーバルコニー [オウチ20 長野の家]
2階のインナーバルコニーです。
2面は室内に面していて、正面は大きく善光寺さんが見える方向に開口。他の面は縦スリット状に開放しています。
写真では縦スリットの切り取られた空の中に小さく「月」が見えています。
床はFRP防水の上にデッキ材を敷き詰めていて、黒く塗装を施しています。
階段の先にインナーバルコニー [オウチ20 長野の家]
階段を上る写真です。
階段の先、2階にはインナーバルコニーを配置して、その先の空を見ながら登るように計画しています。
また、このバルコニーから階段室を通して1階の玄関ホールがほのかに明るくなるように設計しています。
玄関ホール見返し [オウチ20 長野の家]
長野の家
階段へ登りかけたところからの見返しです。
玄関ホールには、寝室、子供室、トイレ、階段入り口、玄関、と5つの出入り口が面していて、小さなじジャンクションといった空間です。
靴入れは今回はカウンター下を使う箱形として、上部の開放感を優先しています。
2階のスキップフロアからの光が天井をなめて入りますので、ほのかに明るさの感じるホールとなっています。
玄関ホールに蓄熱暖房機 [オウチ20 長野の家]
一番冷える部分である玄関ホールには蓄熱暖房機を設置して、階段から緩やかに暖気が上昇するように考えています。
右の硝子戸の外は「通り庭」の部分で、玄関ホールと通り庭は一体感がもてるようなデザインにしています。
階段は2階の光が届きやすいように今回は白に塗装。ホールにうっすらと2階への「予感」をもたせます。