仕事部屋・寝室直結 [公園前の家 OUCHI-44]
アトリエ併用住宅を数多く設計してきましたが、文章執筆のための空間は初めてかもしれません。
外部の音を遮断するために窓は二重サッシュになっています。
また、換気扇など外の音の入る設備をこの部屋では取りつけていません。
仕事室からは寝室へ直接入るドアを設けてあります。
夜遅くまでお仕事している事も多いとの事。
また、寝ていてもアイデアが浮かべばサッと仕事部屋へ移動して書き留められます。
石川淳建築設計事務所
※おしらせ 2019年5月4日(土曜)の朝4時30分からテレビ朝日の「渡辺篤史の建もの探訪」でOUCHI-29が放送されます。是非ごらんください。(地域により放送日時が違います)
緑地公園を見渡す仕事部屋 [公園前の家 OUCHI-44]
公園を見渡す窓のある奥様の仕事部屋です。
土地探しの条件は「話し声が聞こえてこない土地」でした。
奥様のお仕事が文章の執筆業のため、外から話し声が聞こえると気が散ってしまうのでNGとの事。
窓に面した公園の部分は崖状になっているため人が近づきづらい場所で、その点の心配がいりません。
窓からの眺めは森の中にいるように緑豊かです。
ちなみに左の小窓は読書室に開いた内窓です。
石川淳建築設計事務所
※おしらせ 2019年5月4日(土曜)の朝4時30分からテレビ朝日の「渡辺篤史の建もの探訪」でOUCHI-29が放送されます。是非ごらんください。(地域により放送日時が違います)
図書室から各室へ [公園前の家 OUCHI-44]
1階図書室の様子です。
背面が玄関ホールからのドアで、ドア前に立って撮影した様子です。
図書室の窓は南向きの中庭に面していて、2階への階段も窓前にあります。
右の部屋は奥様の仕事部屋で、公園を見渡す窓があります。
さらに右の壁には寝室へつながる開口もあり、この図書室を起点にすべての部屋に行けるような動線になっています。
さて、天井高さは2.8mあります。
実はスキップフロアを取り入れていて、図書室の上の床高は高く、玄関ホールの上は階高が低めになっています。
また、主役の本棚ですが、一部は横にスライドする低い本棚を造作してありまして、棚を二重にして収納量を増やしています。転倒防止のためにレールを付けたりして、少々工夫をした部分です。
石川淳建築設計事務所
1階の中央に図書室 [公園前の家 OUCHI-44]
玄関からドアを開けて入ると1階の中央には図書室があります。
写真の真ん中のドアの向こうが玄関ホールで、入ると3面が本棚になっています。
ここでは奥様が文章を執筆するお仕事を行います。
そのため、資料になる書籍を収納して、また、この図書室で読書を楽しみたい、というご要望がありました。
造作工事で大工さんに作ってもらい、落ち着いた茶色に着色にしました。
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久しぶりに現場だより [現場だより]
久しぶりの現場だよりです。
こちらは都内で工事中の住宅現場。
鉄骨階段が付きまして、塗装の下塗り中。
これから手摺りを付けて、クロスを貼って白い空間になってゆきます。
こちらも都内で着工した集合住宅の現場。
ここでは基本設計はクライアントさんの会社が行い、それに合わせて実施設計と法令申請をする仕事です。3月以後に条例が変わってしまうとの事で、急いで確認申請を下ろして着手です。
「逃げ」が少ない現場ですので、敷地に地縄を張って、建物が入るかどうかを念入りにチェックしました。希に測量図と現場の敷地形状が違うことがあるのですが、ここでは大丈夫でした。
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久しぶりに大分 [日常]
今日も金曜日。
写真は久々に出張した大分空港上空
基本案の提案のみの短期の仕事ですが、敷地を見てご希望のお聞き取りをします。
「狭いですが庭はとれますか」とご質問を頂きましたが、東京の敷地イメージの3倍〜4倍の広さです。
所有するクルマの台数ももちろん違いますし、敷地条件は地域それぞれの特徴があります。
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玄関横に広々納戸 [公園前の家 OUCHI-44]
玄関ホールの左側には観音開きの収納扉があります。
中は・・・
細長い収納部屋で広さは2.3畳あります。巾は90センチで奥行き3.5メートルあり、手前側にはコートかけのハンガーパイプが備わります。
写真は工事中なので脚立とホウキが写っております。
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猫対策の玄関ホール [公園前の家 OUCHI-44]
「公園前の家」にも猫が2匹暮らしています。
そのため、玄関ホールは脱走対策がされています。
玄関ホールから室内に入るところにはドアを設けて、猫はここまで。
猫がドアを開けないようにレバーハンドルではなく、握り玉式のハンドルとしました。
こちらは玄関の片隅に作り付けた靴入れ。
敷地は巾2mの接道で、ちょっとだけ旗竿敷地になっています。
門扉は製作で、撮影には間に合わなかったのですが黒の防水性の仕上げ材を貼付けて完成しました。
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擁壁のある敷地・東京都では割高工法 [公園前の家 OUCHI-44]
敷地の公園側には高低差2mほどの擁壁(ようへき)があります。
コンクリート製ですが、かなり昔に作られた物で、構造計算書や設計図がありません。
そのため、基本的には「擁壁は壊れる事がありえる」という前提で建物を設計します。
この場合、上段に建物を作るわけですが、擁壁の高さと安息角から割り出した深さより深く杭か基礎を作る必要があります。
東京都の場合は安全条例に「杭基礎」という文言があり、一般的な柱状改良でもよいという記載が無く、高価な杭工事を行わなければなりません。それに対して東京都隣接の川崎市や横浜市では柱状改良を認めています。
横浜市や川崎市の方が崖地の宅地が多く存在していると思われますが、地盤の強化の方法も東京都よりも選択肢が多いのでしょう。
しかし杭と柱状改良では100万円以上は工事費に差がありますから施主としては大きな問題です。
今回の計画では、その分土地の値段が周辺相場よりも安いことから購入に踏み切っていますが、建築や不動産に詳しくない素人の人が擁壁がらみの土地を購入するには擁壁に対しての注意が必要なところです。
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土地探しからの設計相談 [公園前の家 OUCHI-44]
公園前の家OUCHI-44の公園側からの外観写真です。
別荘地に建っているかのような様子ですが、これでも東京23区内です。
お施主様は土地探しから相談にいらしたご夫婦で、奥様は自宅でお仕事をされるので静かな近隣環境の土地を探しておられて、御主人は会社へ出勤するために電車の駅まで歩いて15分程度というのが条件でした。
石川淳建築設計事務所でお付き合いのある土地探しのパートナーをご紹介して、この土地を見つけてもらいました。建築基準法上すんなり建てられる土地ではなかったので、事前に下調べを十分行いました。
不動産的調査はパートナーさんにお願いし、建築基準法上の調査は私が担当。結果、建築審議会に許可申請を行えば建てられる裏付けが取れて、土地の購入から進めました。
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