光という自然を取り入れる [猫と住む家 横浜の二世帯住宅 OUCHI-40]
建築家は「光と風を取り入れる」とよく言いますが、風の通り道はつくるものの、熱波が当たり前になった日本ではむなしく聞こえるのも事実です。
さて、光はというと、都市でも田園部でも最後にのこされた「自然」の恵みではないでしょうか?
光は入れすぎると害になりますが、上手く使えば空間を広く見せたり、外の天気や時間の流れを家中に届ける絶好の要素になります。
壁に反射させた光をうまく家中に廻して、雨の日でも照明を灯す必要がないくらい明るく、かつ、入射熱量が大きくなりすぎないように考えています。
さて、前文と関係無いですが、写真家の小川重雄さん得意の「イスが向き合って話しをしている人のように配置する写真」です。お引越前の無機質な空間にイス二つで雰囲気を作って撮影してもらいました。
石川淳建築設計事務所