地下AVルームには自然光を [オウチ30・光を楽しむ家]
地下のAVルーム。この住宅の一番奥深くの部分です。
正面の黒の壁に大型テレビを取りつけて、左の白壁の下の扉内にDVDなどの機器類を収めます。
リモコンの受光部はテレビに付いている機種を使用してスッキリとテレビだけ見せるようになります。
黒壁の右上は1階の窓で、玄関、子供室につながった吹抜。ここから地下AVルームは採光をとっています。
エアコンは黒壁の最上部に取り付けています。
天井高さは3.2mあるので、メンテナンスは少々大変ですが、エアコンにはドレン管がつきもの。
除湿した水は自然勾配で地上レベルの排水管へつなぐか、外の地面上へ排水する必要があります。
家庭用エアコンにはドレンアップユニットもありますが、上げられる高さに限度があって、あまり頼りになりません。また、排水のためにポンプを付けるのは非合理的ですし、水漏れのリスクが大きいので今回はエアコン自体を地面よりギリギリ高く取りつけて、自然勾配で排水する方式をとりました。
石川淳建築設計事務所