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旧朝香宮邸 大広間の硝子装飾壁 [旅行・建築見学]

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庭園美術館内の旧朝香宮邸(2019年夏開催の「1933年の室内装飾展」から)

玄関から入って玄関側を見返した大広間です。
正面の硝子壁の向こう側は車寄せのポーチ部分です。

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硝子壁は両開きの扉で、公開時は閉まった状態のため、前写真左のちいさなドアから入るようになっています。 朝香宮邸時代はこの両開きを開いて、お客様を招き入れたのでしょう。

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硝子はショットブラストを施した曇り硝子のようで、しっとりとした美しい陰影。

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静寂の目白通り [日常]

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今日も金曜日。

当事務所では今日からスタッフは自宅勤務となりました。
事務所は私1人で泊まり込み対応し、通勤移動を最小限に。

さて、写真は先週12日の事務所前の目白通りの朝6時頃です。

クルマが全く走っておらず、付近は静寂に包まれていました。
このような景色を見たのは初めてです。

さらに無音の空間となったため、クルマのドアを閉めた音が廻りの建物の外壁に反射してコダマのように返って来ました。






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104室はグレー [マツバラハウス]

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104室のクロスはグレー色です。

造作ロフトの上には天井にカーテンレールが付いていまして、入居者がカーテン等を取り付けて仕切る事も可能。

左のドアの中がトイレ、その先にユニットバスがあります。

ちなみにドアとハシゴは石川事務所ではあまり使う事の無い既成品です。
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さて、脱衣室に洗面器は無くて、キッチンの上には鏡のついたメディシンボックスがあり、ここで歯磨きなどをするイメージです。


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石川淳建築設計事務所
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103室は黄色 [マツバラハウス]

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マツバラハウスの1階103室です。

今回はクライアントの希望が「各部屋ごとに色彩や材料を変えたい」とのことで、ビニルクロスに変化を付けています。

101と102は黒で、103は黄色です。

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玄関側の見返しは101、102と同じ様ですが、実は部屋の幅や長さが微妙に違います。

また、重量鉄骨造のため、柱型や梁型が部屋によってバラバラに出てきます。それらを納めながら収納スペースを作ったり、見た目のスッキリ感をだすのに苦労しつつ力業(ちからわざ)で納めています。

石川淳建築設計事務所
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101室と102室 [マツバラハウス]

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1階の101室です。
奥の黒く仕上げた部分は1.2mほどの高さに家具工事で登れる床を設置しています。
下にベッドか上にベッドか、を置く想定。

白のドアの中はトイレがまずあり、その先にユニットバスがあります。

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見返しの部屋の入り口方向です。

部屋のドアにあたる部分を硝子にしてここで法令の採光を取るのが2000年代のワンルーム集合住宅の標準となってきました。

この101室では広めの土間にドアを2つ並べました。

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こちらは102室。
101との違いは収納の位置と・・・

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こちらの玄関はドアの他に窓を2つ配置。

法令採光を確保するために非常に苦労した建物です。

石川淳建築設計事務所
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エントランス・2つの入り口 [マツバラハウス]

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世田谷で完成した集合住宅マツバラハウスですが、正面にはオートロックの門があり、左のコンクリート壁に集合玄関インターフォンがあります。

そして、右の開口の中にも、もう一つのオートロックがあり、集合玄関インターフォンがあります。

門の先には101室から111室と209室から211室があり、右の開口から階段を上がった先に201から208室と301から303室を配置した、ちょっと変わった構成です。

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こちらが門を入ったところ。

敷地内通路にそって長屋形式のワンルームが並び、各戸の玄関ドアがならびます。

ドアの上には照明を設けて、そこに部屋番号を貼り付けています。
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旧朝香宮邸 大広間 [旅行・建築見学]

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庭園美術館内の旧朝香宮邸(2019年夏開催の「1933年の室内装飾展」から)

玄関を入ると脇にトイレへのコーナーがあり、こちらは手洗いスペース。
正面の硝子の向こうは2階への階段です。

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こちらは玄関からつづく大広間。

左に次室がつながります。

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大広間の天井

建設当時は電球は貴重で、さらに球切れも多かったと思いますので、贅沢な照明計画だと思います。
おわん型の中に光が反射してきれいです。



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緊急事態宣言ですが [CR-XかS660で現場へ行こう]

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今日も金曜日。

さて、首都圏には緊急事態宣言が出ました。
そうは言っても、新居に引っ越すと言うことは、今住んでいるところを引き払って出てくるわけで、工事中の住宅が完成しないと、お施主様は住むところが無くなってしまいかねません。

「住宅設計」とは、「衣食住」という人間の生活のための基本的な要素なのだと再認識しています。

さて、写真は来週引き渡しの住宅の玄関から外を見た様子。
品不足の便器も間に合って完成間近です。

石川淳建築設計事務所

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接道緑化 [マツバラハウス]

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マツバラハウスの接道緑化部分です。

世田谷区の緑化条例に従いまして、敷地内の緑化面積と植える樹木が大小様々必要になります。

今回は植栽計画のデザインと造園工事を鎌倉の小野盛平さんにお願いしました。
大きめの石を入れつつ、緑を配置し、集合住宅の共用部と言うことで、管理しやすい樹種を中心に選定してもらいました。

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小野さんには当事務所ではOUCHI-12やOUCHI-32などの植栽計画をやってもらっています。

小野さんのWEB
http://www.o-garden.jp/index.html


石川淳建築設計事務所
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アスファルトシングル貼りの外壁 [マツバラハウス]

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建物外壁と屋根はアスファルトシングルという屋根材料を貼り付けていて、建物ボリュームごとに色分けを行いたいため、色の種類が多い輸入品を選定しました。

さて、このシングル葺きという材料は防火性能が単体で取れる製品が国産・輸入品共ありません。そこで、下地に不燃板やサイディングを使って耐火建築の性能を取り、その上で表層に貼り付ける、という方法をとっています。


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ちなみに、道路側が南方向で、写真の右側が東側。
東側に2階と3階の住戸の玄関がならぶ開放片廊下が連なります。


石川淳建築設計事務所
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