今回は束建てで屋根をささえ [室内エンガワのある家 オウチ51]
今回の屋根は切妻形の屋根が北側からも傾斜した3辺傾斜で、若干複雑になることから軒高で梁を渡して、その上に束を建てるオーソドックスな小屋組みとしました。
構造材が多く露出するのですが、白のオイルステイン塗装でうっすら木目を見せる事で、柔らかい感じに仕上げました。
石川淳建築設計事務所
寝室スペース [室内エンガワのある家 オウチ51]
ワンルームがコンセプトなので寝室にもドアの仕切はありません。
将来閉めたい場合は引き戸などで仕切る事は可能。
さて、3つの天窓があり、午前の光を取り入れるため東向きに2つで西向きが1つです。
季節や時間によって、寝室へ光が届きます。
こちら見返し。
北向きのバルコニーに開いています。
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寝室から庭を見下ろし [室内エンガワのある家 オウチ51]
寝室のエリアから庭を見下ろしです。
お子さんが遊んでる様子も垣間見れます。
リビングに延びる玄関土間の上に位置するので、玄関の方も見渡せます。
ご希望の「ワンルーム的な住まい」に向けて1階の様子も感じられる工夫です。
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2階構造材は白のオイルステイン塗装 [室内エンガワのある家 オウチ51]
2階の子供室前から見る廊下です。
壁の上に出ている構造材はいつもは黒や白に塗装しています。
今回は構造材の出ている箇所が多いので黒だと強すぎ、白だと弱すぎと思い、白のオイルステインで木目をうっすら白くし、優しい感じになるようにしています。
こちらは子供室入り口部分。
子供室と寝室への廊下の間は階段2段分スキップフロアとなっています。
上げた分は1階のリビングの天井高さの確保につかっています。
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千歳船橋清掃工場 重層する壁の表現 [千歳船橋清掃工場]
1990年に早川邦彦建築研究室にて担当した千歳船橋清掃工場
南向きのメインのファサードはバルコニーの面と建物本体の表面、プラントを囲む外壁が重層したファサードデザインです。
氏の代表作の成城の住宅で行った壁の重層デザインの方法の変化球といったところでしょうか。
「ファサード4辺にそれぞれに特徴をもたせる」というような事を当時聞かされたと記憶しています。
写真中央の水色のボリュームは屋根が門形ですが、基本提案時はウオールト屋根でした。
減額で陸屋根になりました。
こちらは道路対岸にある区民プールで、これも後に早川邦彦氏が設計しました。
清掃工場の熱源をつかっている温水プールです。
私が辞めた後に正式に始まったプロジェクトです。
デザインのテイストは工場とは全く違い、「水を表現した形」との事でした。
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現場で位置決め [CR-XかS660で現場へ行こう]
今日も早くも金曜日。
さて先日、山梨県へ。
土木事務所へ寄ってヒアリングを。
その後敷地へ移動して、建物の位置決めをしました。
普段、都市部で設計するときは周囲からの高さ制限で位置が決まってしまいます。
しかし、別荘地的な場所のためここから見える景色や建物自体が周囲の景色になった時をイメージして位置を決めます。
杭やヒモを持って行って位置確認をし、それに基づいて近々に地盤調査実施です。
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子供部屋 [室内エンガワのある家 オウチ51]
階段から子供室へ
ワンルーム的な家をご希望だったことから、子供部屋や寝室はドア無しで壁の上端から天井の間は隣の空間とつながっています。
将来ドアで仕切る事も可能。
その時は壁上にはガラスやポリカーボネートを入れて仕切れます。
こちらは子供室内のクローゼット。
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天窓の光が落ちる予定 [室内エンガワのある家 オウチ51]
読書コーナーから見返しです。
階段登って右側へ進むと子供室があります。
さて、写ってないですが天井には天窓があります。
そこから入った光が透明床を通してリビングへ落ちる予定。
竣工写真撮りの時はこの写真のように階段の壁にあたる日の高さでした。
机上の検討では落ちるのですが、時間や季節の関係でいつになるかは??
なのですが、先日お引越後に伺ったと時に数十分間光が射しているのを見られました。
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