飛騨版画 長尾雅也作品集 [日常]
先日(と言っても去年ですが)、10年ほど前に設計をした住宅のお施主様が突然事務所にいらしまして、「父の絵が作品集になったので」と贈呈を頂きました。 写真の「飛騨版画 長尾雅也作品集」です。
岐阜県飛騨地方の小中学校では教育の一環で木版画制作が行われていて、長尾雅也氏は美術教師として教育の傍ら、自らも作品を製作されていたとの事です。
平成27年に亡くなられた長尾雅也氏の作品は400点に上り、そこから50点ほどを選定して作品集にまとめ、2018年の末に出版されたとの事です。
4現場進捗 [現場だより]
今日も金曜日。早くも1月も中旬です。
現場は1つ完成して4現場進行中です。
写真は都内で工事中の3階建て住宅の3階バルコニーです。アーチの開口が非常用進入口部分。
こちらは佐野市の住宅ですが、今週末監理へ行きますので写真は前回の現場だよりUP時と同じ時の写真です。
こちらは都内の集合住宅の外構です。
隣地境界にあるブロック塀が違法状態でしたので、お隣さんと相談して、上部をカットして低くしました。
こちらも都内のリノベーション現場。2階の天井をはがして小屋組が表れています。
雨漏り箇所はなさそうですので、屋根はそのまま使える事に。
床を貼り増しして室内を平らにしてゆきます。
石川淳建築設計事務所
2階の廊下 [UEMATSU SHIKA]
2階のバックヤード廊下です。
正面の黒扉と右の開口が職員トイレのドア。
床は黒のビニル床タイルで、階段の黒塗装からつながったデザインとしています。
通常は巾木をつけませんが、2階は業務用の空間ということで、白の巾木を付けました。
石川淳建築設計事務所
診察室動線 [UEMATSU SHIKA]
歯科診療所の場合、診察や歯のメンテナンス等、複数の患者さんを同時進行ですすめます。そのため、ドクターがスムーズに別の診察ブースに移動できる事が必要でした。
お施主様のドクターがご希望されたのは一々廊下に出るのではなく、ショートカットしてブース間を移動できる事でした。これは、患者さんの廊下とドクター移動用の動線を平行に診察室の前後に配置する方法で、大きな病院などで採用される動線計画と同じです。今回はその方式をコンパクトにして採用しました。
こちらは各診察室に備わるサービスシンクと作業台。
上の窓は中間季は開けて自然換気ができます。
この壁の隙間が各診察室をつないでいます。
ドクターはスリムなので、このくらいの幅で大丈夫と思いつつ、幅の根拠は吉村順三氏設計の住宅を以前見学した時に見たドア幅を参考にしています。
石川淳建築設計事務所
トロールの森2019 @善福寺公園7 終 [旅行・建築見学]
2019年11月29日(2019)に終了した東京都杉並区の善福寺公園で行われたトロールの森2019の様子、前記事「あらゆる風景を聴く」の作者の戸室氏に開催をお聞きして終了間際に急行した都立善福寺公園でのアートイベントの様子最終回です。
(戸室氏の作品・https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2020-01-11)
最後の写真は善福寺池から善福寺川につながる川のはじまる部分。
石川淳建築設計事務所は中野区にありますので、善福寺川はなじみのある川です。
その川の起点を初めて見ることができて、大人の社会科勉強といったところでした。
トロールの森2019 @善福寺公園6 [旅行・建築見学]
2019年11月29日(2019)に終了した東京都杉並区の善福寺公園で行われたトロールの森2019の様子です。赤いオブジェを赤い服の人が鑑賞中。
石川淳の出身設計事務所の先輩である戸室太一氏の作品です。タイトルは「あらゆる風景を聴く」。
戸室氏は 早川邦彦建築研究室からレンゾ・ピアノ事務所へ行き関空を担当、その後アルヴァロ・シザ事務所へ、そして帰国後は谷口事務所でニューヨークMOMA増築の担当をして、今は独立しておられる強者です。
赤い筒の上下には四角い穴があいています。
穴の中は自分の足元が写っていたり・・・
鏡の屈折で予期せぬ方向が見えます。
思わぬ風景が箱の中に切り取られていました。
前記事URL
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2019-12-21
佐野市へ現場監理へ [CR-XかS660で現場へ行こう]
今日も早くも金曜日。正月休みも終わり、通常通りの忙しさが復活です。
さて、写真は昨年末に現場監理へ行った佐野市での様子。
佐野市の行政センターへ立ち寄った時ですが、道路の向こうに古き良き時代のメタボリズムデザインっぽい建築がありました。
栃木県石炭石工業会館 だそうです。
凝った設計の建物ですので、石炭やセメントの材料の採掘が盛んだった時代に作られた建築と思われます。
診察室パーテーションはツインポリカ [UEMATSU SHIKA]
診察室側から見ると透明感があり開放的ですが・・・・
廊下側から見ると左手前のように、かなり見えない感じになっています。
ちなみに、パーテーションの上には鴨居をとおしていて、将来引き戸などを付ける事も可能です。
石川淳建築設計事務所
診察室廊下 [UEMATSU SHIKA]
歯科診療所の場合、昔は大きな部屋に複数の診察ユニットを配置するパターンが多かったですが、近年は各診察ユニットごとに個室化されている方が患者さんに人気があるとか。
この事は木造で建物を作るには好都合で、今回も各診察室の間を耐震壁にしたり、廊下と診察室の間に柱を立てて、構造的に安全方向にすることができています。
写真は待合室から各診察室への廊下で、突き当たりは非常時の避難口と大きな設備搬入口と明かり取りのためのガラスドアです。
廊下からの見返しで待合室を見た写真です。
廊下の入り口に引き戸が隠されていて、休診時間には待合室と診察室の動線を切る事ができます。
石川淳建築設計事務所