オープンガーデンに行きました [日常]
梅雨入り前のある日、山梨県の山中湖近くにあるお宅のオープンガーデンに行きました。
オープンハウスはよくありますが、オープンガーデンは珍しいのではないでしょうか。
素敵に手入れされている個人のお宅の庭を皆さんに見てもらうという趣旨の催しで、植栽デザインの参考にしたいと思い、出かけました。
緩い斜面に庭が造られていて、オーナーさんは元々は造園や植物は素人のご夫婦で、お好きでやっているうちに詳しくなられたようです。(他の人とお話されていたのを立ち聞きしました)
家のまわりには素敵なデッキがめぐらしてあります。
石川淳建築設計事務所とはデザイン指向が違いますが、とても素敵だなあと拝見しました。
「料理人はマヨネーズで味を調え、建築家は植栽で建物を整える・・・」なんて話しを聞いたことがあります。
ハイテンションボルト不足 [現場だより]
今日も金曜日。
写真は都内で進行中の3階建ての集合住宅の現場です。
上棟時の検査を行いました。
鉄骨のつなぎ目にはハイテンションボルト(写真の黒の8本)という金具を使って締め込みますが、このボルトが去年から不足しています。
オリンピックのための大型工事を行う業者が買い占めている、というもっぱらの噂です。
このボルトが確保出来ないために工期が遅れるという話しをあちこちで聞きました。
オリンピック関係の建設はそろそろ躯体工事は終わっているでしょうから、ボルト不足は解消に向かうと思われますが、その他にも特殊材料の流通不足が激しく、柱材などを変更して、苦労しながら進めています。
石川淳建築設計事務所
猫専用小階段 [猫6匹と大人4人のハコノオウチ]
今回の家では1階から2階のリビングへ上がる猫専用の階段があります。
人間用の階段と合わせて2つのルートを作った事で、猫たちがお互いの縄張り感を刺激せずに移動出来るようになりました。
多頭飼いの場合、2匹程度の時よりも、それぞれの猫が自分の領域をしっかり主張するようです。そうすると、動線上で他の猫と出くわした時に、弱い立場の猫が道を譲るような感じになってしまうとか。
2つの動線のおかげで、1階と2階の間を6匹の猫がケンカせずに移動しているようです。
四角い孔は2階のリビングへつながります。
石川淳建築設計事務所
廊下に女子クローゼット [猫6匹と大人4人のハコノオウチ]
1階の廊下です。
右手前の開口は大人3人の女子が共用で使うクローゼットです。
奥様・妹さん・お母さま の3人が洋服をシェアしてお使いになる、という事で共用の廊下部分にクローゼットを設けました。
「ファミリークローゼット」という子供も含めてクローゼットの位置を共用する手法が最近人気ですが、それの女子限定盤といったところです。
左の開口の明るいところは光庭があり、妹さんの個室とお母さまの個室の入り口があり、右の壁の続きにサニタリー入り口とトイレ入り口が続きます。
さて、正面の黒の細い階段は、猫たち専用の階段で、2階のリビングへ上がるためのものです。
石川淳建築設計事務所
収納量を確保した廊下部分 [猫6匹と大人4人のハコノオウチ]
2つの住戸から大人4人が集まって住むため、収納量はできるだけ確保しました。
玄関先の廊下の様子ですが、左の階段下収納をはじめ、右の壁収納も確保。
階段下は奥行きがあり、壁面収納は奥行きの浅い収納です。
納戸室型よりも壁面収納型の方が、工事費用はかかりますが、面積は節約できます。
石川淳建築設計事務所
玄関から見通し 猫ドア [猫6匹と大人4人のハコノオウチ]
玄関から見た様子です。
手前の引き戸が猫の脱走防止ドアです。
室内側と玄関側にそれぞれサムターンをつけて、猫が開けられないように鍵をかけられます。
正面奥の窓の方向が南になりますので、南の光を玄関へ届けるように窓配置をしています。
入って右に折れると2つの個室とサニタリーがあり、直進すると折り返して2階への階段を上ります。
猫ドアを閉めたところ。
右の壁には鏡を貼ってお出かけ前のチェックを。
左の壁は壁面収納の靴入れです。
石川淳建築設計事務所