1階LDKの大開口窓と方立 [ハコノオウチ3世帯レジデンス]
平日は再び3世帯レジデンスです。
1階のLDKの窓は3枚の大きめFIXガラスと左右に引き戸式の框戸で構成。
延焼がかからないので防火戸の必要がなく、左右の引き戸は木製とし、FIXガラスは造作枠にガラスを直接はめ込んでいます。
「建築家あるある」としてはガラス同士をシールでつないでシームレスな開口にしたいもの。
しかし、それではガラスのたわみが大きくなり、指で押すとガラスが振動するような事にもなりかねないです。（以前見た建築学会賞受賞作品がそんな感じでガラスが揺れていました）
構造的にはFIXガラス同士の間の黒の方立（ほだて・ほうだて）はいらないのですが、前記の理由もあり、3等分に方立を立てました。
着工後に防犯用窓外シャッターを追加のご希望が出ました。
方立があることで巾狭の安めのシャッターを採用でき、工事費にも優しい結果にできました。
石川淳建築設計事務所
