早川邦彦氏設計の古河市ゴルフリンクスのクラブハウス最終回。

最近の建築界では見当たらないデザイン密度の高さに改めて時代を感じます。




建物の北側には古い煙突があります。

古河市は渡良瀬川をつかった水運が盛んだった事から製鉄や窯業の生産拠点でした。
そのための工場の跡地がこの敷地になったと記憶しています。

このレンガの煙突はその時代の物で、倒れないように補強するフレームを建物のデザインに取り入れています。





ということで我が師匠の早川邦彦氏設計の古河ゴルフリンクスでした。

コロナ禍が始まってから慣例の早川事務所忘年会も中止のため、氏に2年間お会いしていません。
「俺は仕事を取るために営業したこと無いぞ」という早川氏はもう81歳。
今年行われれば、久々にまた説教を聞けるかと思います。