年明け事務所は1月9日までお休み。ブログも9日までは休日モードで奈良旅行の様子を。

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奈良ホテルには5〜6才の頃に初めて泊まりました。
生まれて初めて 脱衣室+置きバス+便器+ビデ が置かれたワンルームタイプの浴室を見た場所です。
中でも「ビデ」という子供には全く理解出来ない設備があり、びっくりしたことを憶えています。

設計は東京駅舎や日本銀行本館と同じ辰野金吾で氏にしては珍しい木造の和風建築です。
竣工は1909年。

当時、日本の国際化を進める中で、奈良地域にも外国人客に対応できる設備を持った宿泊施設を作る必要があり、関西鉄道(関西本線や奈良線などを運営)が建設したとの事です。




正面エントランス。
左には新館が増築されていますが、ホテル自体が小高い丘にある事から、新館は丘の斜面に掘りこまれています。 よって、見た目の高さは2階建てにそろっていました。


エントランスを入って見返し写真。


1泊目は新館に、2泊目を木造の本館に取る事ができました。


石川淳建築設計事務所