東京品川の寺田倉庫G号ビルにて建築模型展が行われています(10/16まで)

チケットを頂く機会があり、早速見てきました。


入るとすぐ目に入るのは、右の木製断面模型


磯崎新氏の東京都庁コンペ案です。

なつかしいですね、1986年の設計コンペで参加者唯一の中層案でした。
「行政庁舎に高層案は向かない」との考えから、要綱を無視して提案した事で話題になりました。

結局、丹下事務所が取ったわけですが、この模型の断面って今見ると丹下事務所設計のフジテレビ(1996年竣工)に似てますね。

今更、気がつきました、時代のせいでしょうかね。


西洋の建築家は木で模型を作る事が多く、設計事務所の中に木工職人を専属で置いている所も多かった時代です。その影響を受けてか、磯崎事務所さんもプラスチック模型から木模型にシフトして行った時代です。