7月の緊急事態空けに行った鳥取県米子市の東光園

フロント前のロビーです。
左の避難灯のところがエントランスの風除室で、入館し低い天井部分をくぐって進むと庭に開けたカーテンウオールの大開口があります。


こちらエントランスの外から。
階段を5段ほど上がってフロントレベルに上げ、入館への期待を持たせる効果を持たせているのと・・・


エントランスで5段上げた高さを使って、ロビーは庭に向かって2段下げ、庭の眺望が目に飛び込んでくるように演出されています。さすが巧みな視線高さのコントロール。

数段下がったラウンジ部分にラタンの椅子を配置するのは谷口 吉郎氏設計のホテルオークラを思い起こします。あちらは光量を絞って暗くした空間ですが、こちらは庭に開いた非常に明るい空間です。天井の低い所をくぐって出てくる所も同じ感覚です。

オークラの記事
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2015-08-01-1

ちなみに、東光園の古い雑誌記事写真ではラウンジにはスワンチェアが置かれています。


柱の間にはオリジナルと思われるスタンド照明。


グランドピアノの上にはdocomomo 100選に選ばれた旨の表示がありました。