庭園美術館内の旧朝香宮邸(2019年夏開催の「1933年の室内装飾展」から)

2階の殿下居間などの主要室から中廊下を挟んだ反対側に位置する北の間です。
公式WEBでは北側ベランダとあります。

ここは、南のベランダと違い、室内側を隔てる窓は木製で、元々室内であったような作りです。
右の硝子窓の向こうは2階広間です。

解説は夏場の家族室という表示です。
エアコンの無い時代ですから、直射日光の無い北側に屋外的な室内スペースを。という事のようです。


見上げると天井には硝子ブロックのような天窓です。「外のような室内」という意図。
床のタイルが外っぽいです。


写真は中廊下から見る妃殿下居間です。

右へ階段を数段降り進み、棟屋へ向かいます。