庭園美術館内の旧朝香宮邸(2019年夏開催の「1933年の室内装飾展」から)

大広間から大客間に続く間にある次室(つぎのま)です。
部屋の中央には香水塔という照明の熱で香水を蒸発させるオブジェが立っています。

公式WEBの記載によると、周囲のオレンジ色に見える壁は「人造大理石」とのこと。


こちらは次室から小客室へのドアです。
周囲の人造大理石の壁は人研ぎの大判テラゾータイルのように見えます。
開口の周囲に板の小口が見えますのでこの厚みの板が張り回されているようです。

ドア自体もスタッコアンティコ風の塗装仕上げ(あるいは左官仕上げ)のようです。




ハンドルは真鍮と木の組み合わせで上品で可愛らしさもあります。