週末は江戸東京建物園のつづきです。
前川国男邸の他に是非見たかった建物がこの常盤台写真場でした。

外観のデザインは1932年竣工のオランダのW.M.デュドックのスネリウススクールを小さくしたような感じです。
(スネリウススクールの記事URL)
https://jun-ar.blog.so-net.ne.jp/2017-01-07

こちらの写真場が1937年竣工との事(施設のパンフレットに記載)で、設計者は不明のようですがなかなかの力作です。

写真左側の面が北立面で、スタジオへの採光を取り入れた大窓が設置されています。
北面の窓があまり整理されていませんが、当時の立地として、この面はあまり目立たない状況だったと推察しました。



パンフレットによると、写真館として撮影スタジオが内蔵されていますが、当時の照明の能力不足から自然光にたよっているとの事。採光方法が興味深いです。