廻り階段のディテールです。

木造の階段ですが、集成材を浮かせた感じで半周して、4段目からはササラ板の直階段としています。

1段目から4段目までは大きな三角形の踏み板になるため、柱と壁の間で、板のみで支えるのは強度が少々不安です

そこで、1段目は蹴込み板を付けて解決。2段目と3段目、4段目は板裏にスチールのアングルを付けて支えています。

さて、柱の廻りを廻る階段ですが、通常は段板を柱に彫り込んで支えますが、今回は柱が独立して立っているので、彫り込みは強度的に避けたいと考えました。

そのため、2段目、3段目は柱の裏面に補強の板を貼って、その上に板を載せて支えています。
さらに4段目は柱にピッタリとスチールプレートを貼り、そこにアングルを溶接して段板を載せるようにする事で、柱の切欠き無しで、廻り階段を取りつけています。




階段したは蓄熱暖房機があり、二階へ暖気を上げています。