金沢市の鈴木大拙館

中庭の水盤へ出ます。


水盤の中央にあるのは「思索空間」と名付けられた瞑想空間で、水盤の中に突き出ています。
新建築で見た時はその屋根の軒の出と立面のプロポーションが印象的で、少しだけ違和感を持って見ていましたが、現地で本物を体験すると全く違和感ないです。周囲を巡らした回廊と塀の高さとのプロポーションが絶妙。さすが。


水盤には定期的に波紋がでるような仕掛けがされていて、静寂の中に「動」を見ることができます。
塀の切れ目の裏は散策路で、21世紀美術館の方向へも歩いて行けます。


こちらは散策路側のつくばい。




最初の写真を取ったのは左奥のあたりです。

回廊の左よりの細い柱(又は振れ止めか樋なのか?)がこれまた絶妙なバランスで付いています。