バルセロナのサグラダ・ファミリア、礼拝所の中心に下がったキリスト像と照明です。
LED照明無くしてはできない表現だと思いました。
電球だと球替えの手間から、高所にこれだけ照明を入れるのは気がひけますし、火災の危険も考慮が必要です。


平面がわかる模型展示です。
2017年9月当時は、右の入り口から入って左の方へ突き抜けて出るルートでした。
模型の正面が礼拝所の入り口と思われますが、大司教様クラスのみ正面から入れるのかもしれません。

その正面奧に前出の写真のキリスト像が下がっています。


礼拝所の壁際は2階席が張り出しています。


さらに上階の席。
聖歌隊の場所でしょうか、と、根拠無く想像が膨らみます。


さて、礼拝所はステンドグラスの自然光も入ってはいますが、LEDの演出照明の多さが気になりました。ガウディが生きていた時代にこんなにも照明豊富な設計をしていた、とは思えませんので、近年の思想でガウディ風にアレンジしたのだと想像します。

古典の教会と見比べると明るすぎる事に違和感を感じてしまいます。
宗教建築のひとつの魅力は自然光が巧みにコントロールされた空間であることだと私は思います。
それに比べると、ここは少々人工照明が多く、商業建築寄りになっているように感じました。

「神様からの光が射し込む」というより「綺麗でしょう!どうです!」と言っている感じです。