今週は都内で竣工した町屋リフォームの完成写真です。

築50年程度の商店併用住宅に築30年ほど経った部分増築がされていました。
構造的には壁量がたりず、重たい瓦屋根の町屋建築でした。

ここを購入されたご夫婦と新築にするか、改修にするかとじっくり検討しまして、改修のメリットを生かした方法で作る事になりました。
古い商店や蔵が建ち並ぶ通りにありますので、改修の選択は正解だったと思います。

正面には木製引き戸と大きな硝子FIX窓の構成で、白の外壁と黒の木目ドア、濃灰色の瓦の組み合わせの外観です。

下屋の瓦は屋根の瓦から状態の良い物を取りだして再利用し、本体の屋根はガルバリウム鋼板を使って軽くふき直し、樋もガルバリウムの黒い焼き付け塗装の物を使用しています。

1階は広い玄関土間で場合によっては小さなお店もできる空間で、2階が住居となっています。


石川淳建築設計事務所