ロフトのある210室 [マツバラハウス]
210室と211室にはロフトが備わります。
写真は210室のロフトから見下ろした部屋全体のようす。
この部屋も209室と同じく、東京都の1種高度斜線により高さ制限されて屋根が斜めになっています。
上部の四角い窓は排煙用のまど。
3つ窓が並びますが、避難口の幅をとるため、一番左だけドア形式の窓で、残り2つは滑出し式の窓形式です。
滑出し型でワイド750mm以上の製品があると避難口も兼ねられて良いのですが、メーカーは作ってくれません。
よって、同じ窓3つを並べる事ができずに、微妙に違った窓を付ける事になります。
ロフトへ。
ロフトから見ます。
天井が高いので賃貸ワンルームとしては珍しく、照明器具実装です。
石川淳建築設計事務所
209室 [マツバラハウス]
東京都世田谷区に完成したマツバラハウス 209室です
209から211までが同じ共用廊下を利用していて、他の2顔の部屋は別のエントランスから別階段で上がる動線となっています。
建物の北側に位置する部屋ですので、東京都の第一種高度の高さ制限にあたって、斜めの天井となっています。
壁の段差は部屋の大きさを他の部屋と合わせつつ、構造的な整合性をもたせつつ、外観を整えつつ、さらに必要な窓の大きさを取るためなど数々の折り合いのため、真っ直ぐきれいに出来なかった痕跡です。
収益物件にありがちな話しではありますが、共同住宅はバランスを取るのが難しいです。
上の窓は「排煙」の法規のために追加された窓です。
石川淳建築設計事務所
アスファルトシングル6色使い [マツバラハウス]
マツバラハウス 外観のアスファルトシングルは6色を貼り分け。
色別けされたところで住戸も区切れています。
階段下は貴重な設備置きスペース。
裏側からあふれたガスメーターを配置。
階段を上がると右に209室、左へ進むと210と211室の合計3室
石川淳建築設計事務所
1階は長屋で2階は共同住宅 [マツバラハウス]
マツバラハウス、敷地の奥にある2階建て棟です。
階段の所で右側の3階建て棟とエキスパンションジョイントといって構造的に分離されています。
こちらは、1階が通路に面した長屋で、2階は階段を共用する共同住宅部分です。
1階手前が110室、奥に111室で2階に209室、210室、211室があります。
外観手前の部屋110室です。
黄色の壁紙でアクセントつけてます。
こちらは既成品のベッドが備え付けです。
どの部屋も小さな部屋ですが玄関土間は広めに設計しています。
石川淳建築設計事務所
室外機やメーター置き場に苦労 [マツバラハウス]
建物表側には部屋の窓がずらりと並びます。
エアコンの室外機や給湯器、メーターなどが表の顔を壊さないように設計するのも集合住宅を作るときに難しい点の一つです・・・・
裏側はこの通り。
ずらりと各戸の機器類が並びます。
石川淳建築設計事務所
105室 造作ロフト [マツバラハウス]
マツバラハウスの105室の造作ロフトの上に登って部屋を見返し。
中に居るとカプセルホテルのような感じでです。
上から見下ろし
奥にも窓を設置したので、東西方向に風を抜けます。
狭いながらもなるべく快適にと。
石川淳建築設計事務所
104室はグレー [マツバラハウス]
104室のクロスはグレー色です。
造作ロフトの上には天井にカーテンレールが付いていまして、入居者がカーテン等を取り付けて仕切る事も可能。
左のドアの中がトイレ、その先にユニットバスがあります。
ちなみにドアとハシゴは石川事務所ではあまり使う事の無い既成品です。
さて、脱衣室に洗面器は無くて、キッチンの上には鏡のついたメディシンボックスがあり、ここで歯磨きなどをするイメージです。
石川淳建築設計事務所
103室は黄色 [マツバラハウス]
マツバラハウスの1階103室です。
今回はクライアントの希望が「各部屋ごとに色彩や材料を変えたい」とのことで、ビニルクロスに変化を付けています。
101と102は黒で、103は黄色です。
玄関側の見返しは101、102と同じ様ですが、実は部屋の幅や長さが微妙に違います。
また、重量鉄骨造のため、柱型や梁型が部屋によってバラバラに出てきます。それらを納めながら収納スペースを作ったり、見た目のスッキリ感をだすのに苦労しつつ力業(ちからわざ)で納めています。
石川淳建築設計事務所
101室と102室 [マツバラハウス]
1階の101室です。
奥の黒く仕上げた部分は1.2mほどの高さに家具工事で登れる床を設置しています。
下にベッドか上にベッドか、を置く想定。
白のドアの中はトイレがまずあり、その先にユニットバスがあります。
見返しの部屋の入り口方向です。
部屋のドアにあたる部分を硝子にしてここで法令の採光を取るのが2000年代のワンルーム集合住宅の標準となってきました。
この101室では広めの土間にドアを2つ並べました。
こちらは102室。
101との違いは収納の位置と・・・
こちらの玄関はドアの他に窓を2つ配置。
法令採光を確保するために非常に苦労した建物です。
石川淳建築設計事務所
エントランス・2つの入り口 [マツバラハウス]
世田谷で完成した集合住宅マツバラハウスですが、正面にはオートロックの門があり、左のコンクリート壁に集合玄関インターフォンがあります。
そして、右の開口の中にも、もう一つのオートロックがあり、集合玄関インターフォンがあります。
門の先には101室から111室と209室から211室があり、右の開口から階段を上がった先に201から208室と301から303室を配置した、ちょっと変わった構成です。
こちらが門を入ったところ。
敷地内通路にそって長屋形式のワンルームが並び、各戸の玄関ドアがならびます。
ドアの上には照明を設けて、そこに部屋番号を貼り付けています。