リビング階段とコスト [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
「リビング階段」と通称で言われることが多いですが、居間の空間内に階段がある、という事かと思います。一定の人気があり、お施主さまからリクエストを受ける事もあります。
タイトルの「コスト」ですが、リビングに露出しようとすると、一般的には1階から2階まで斜めに1本で上げると思います。そうすると、木造で支えるのは難しく、また、階段のケタが太くなります。
そこで、鉄板で作る事になるわけですが、当然木造の階段よりも割高となります。
今回は階段室の空間+居間の空間を合わせて広く見せ、階段下はちょっとしたコーナーであり、プライベート空間が階段下で見えづらいように、との考えで設計サイドからご提案しました。
石川淳建築設計事務所
リビング階段横から見る [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
リビングから見た階段です。
階段の上の勾配天井のラインは道路側に面した切妻屋根の形が室内に出来てきている部分で、直角に交わる2つの切妻屋根の交差する線がこの天井のラインになっています。
階段上の小さな小窓は奥様のための読書室で小屋裏部屋に作られています。
石川淳建築設計事務所
リビング階段 [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
寝室から階段下を抜けて再びリビングへ。
「平屋デザインの家」というタイトルの家ですが「平屋にデザインしたロフト付きの家」なので階段があります。
法令的には2階建てになりますが、前にも記載のように平屋のご要望をそのまま実現するとコストがかかりすぎるので、ロフトに子供室を作っております。
石川淳建築設計事務所
中庭に面した寝室 [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
寝室から見た中庭です。
東向きの窓なので、午前中の朝日で目覚めることが可能。
右の縦長窓は中庭の外についているので、開くと駐車場の様子を見ることができます。
窓からリビング側を見た様子です。
壁は白のクロスで床はビニル床タイル貼り。
石川淳建築設計事務所
主寝室へ [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
1階の一番奥の部屋へ主寝室です。
空いているドアの中が主寝室で、左のドアはウオークインクローゼットです。
主寝室内部です。
中庭に面していて、天井は三角屋根を生かした高く上がった勾配天井です。
石川淳建築設計事務所
置きバスとFRP壁の浴室 [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
浴室です。
白のFRP防水でシームレスに壁を仕上げ、床はタイル貼りです。
浴槽はINAXの置きバスを使用。
端部が真っ直ぐなので壁に寄せて設置して追い炊きパイプを取り付けています。
こちらは見返し。
浴室には光庭を作り昼の入浴も露天風呂気分です。
石川淳建築設計事務所
脱衣室・浴室 [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
手洗い器のある廊下から脱衣室へ入ります。
カウンターと引き出し、壁の棚は白木のイメージでクリア塗装仕上げとしました。
ここの引き出しも建具屋さんの製作で作っています。
こちらは浴室。
在来工法で作りました。
シャワーヘッドはお施主様選定のTOTO製で、浴槽はINAXの置きバスです。
手前の棚の下が洗濯機置き場で、写真には写っていませんが、この脱衣室から物干しに出られるドアがあります。
家事動線もしっかり確保。
※おしらせ 2018年9月15日(土曜)の朝4時30分からテレビ朝日の「渡辺篤史の建もの探訪」でハコノオウチ13が放送されます。是非ごらんください。(地域により放送日時が違います)
石川淳建築設計事務所
1階のプライベートエリアへ [中庭のある平屋デザインの家 OUCHI-41]
階段下の開口の先には主寝室、トイレ、納戸が2つ、サニタリーがあります。
右奧に黒く見切れているのがトイレのドア。
開口内から見返しです。
正面の両開きのドアの中は2.4畳の納戸で電気のブレーカー(配電盤)もこの中にあります。
トイレが左に入ったところにありますが、手洗いは廊下に出して、手洗いだけでも使いやすいようにしてあります。
さらに、右のドアの中はウオークインクローゼットでやはり2.4畳あり、左の見切れた開口の中が脱衣室です。
背中方向に主寝室のドアがあります。
※おしらせ 2018年9月15日(土曜)の朝4時30分からテレビ朝日の「渡辺篤史の建もの探訪」でハコノオウチ13が放送されます。是非ごらんください。(地域により放送日時が違います)
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