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二世帯住宅ハコノオウチ05 ブログトップ
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ハコノオウチ05夜景2 [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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こちらは上田宏さんに撮ってもらった「夜景」です。
私の素人写真と違って、室内の様子も外の明るさ、空の青さと綺麗に整っていております。

道路の幅が3.5Mほどしかないため、目一杯引いて撮ってもらっても建物全体が入らない敷地条件のため右を少し切った構図にしてもらいました。

石川淳建築設計事務所




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ハコノオウチ05夜景 [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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ハコノオウチ05夜景です。
と言いますか、この写真は早朝です。

この撮影した日が完成日で、早朝夜景撮りを自身で行い、正式な竣工写真はこの日の朝9時頃から建築写真家の上田宏さんに撮ってもらい、そのまま夕方に夜景撮りをしてもらっています。

このブログ上で、上田さんの写真はクレジットいり、私自身の記録写真はクレジット無しとなっています。上田さんには写真家として感じるままに撮ってもらい、私自身の写真は各部のディテールや工夫した点など設計上のこだわりなどを中心に撮っています。

写真家の見方と設計者当人の見方は当然違い、写真家に「え、こんなところから撮るとイイのか!」といった場所を見つけてもらうのも撮影の楽しみの一つです。

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リビング天井間接照明 [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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リビングの天井は陸屋根部分と片流れ部分に分かれていますが、片流れの部分の際に、間接照明を入れました。

この照度だけでも、くつろぐ程度であれば十分な照度です。

ちなみに照明計画は、私の図面をベースにしながら、プロダクトデザイナーのご主人が細かく器具や色味などを選定しています。色々なシーンによって照明の組み合わせを記憶して消灯するコントローラーを採用しています。


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分離型アイランドキッチン詳細 [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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キッチンに立って西方向を見た様子です。
天板は白のコーリアンに統一しており、南向きの出窓の窓台も同じ白のコーリアンで揃えています。
出窓は細長いFIX部分と滑出しのサッシュを付けて、採光と換気がとれるようにしました。
出窓部分にサボテンを置きたいとのご希望です。

さて、正方形の大窓からは隣地の広場と桜の木が見渡せます。
ここに面してダイニングテーブルを据え、またキッチンに立ったときにもこの窓から景色が見渡せるように考えています。

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こちら反対方向東向きの様子です。
勾配天井上端にハイサイドライト窓を取り付け、東の採光をとります。
FIX窓だけで構成すれば綺麗なのですが、自然換気のため滑出し窓を端に1つ付けています。

正面のスイッチ類は、インターフォン・照明コントローラー・床暖スイッチ・給湯器リモコン・換気扇スイッチを1箇所にまとめています。

キッチンの扉パネルは塗装仕上げ。キッチン屋さんとお施主様とみんなで考えて決まりました。

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こちらはパントリー。
扉は建築工事で作り、建物に馴染ませ、中は使い勝手優先でキッチン工事です。


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人造大理石のオーダーキッチン [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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キッチンは将来パン教室を開きたいという奥様のご希望で人造大理石の天板を採用しました。
アイランドキッチンの廻りに数人の生徒さんがあつまって教室をひらくイメージです。

右の木目のテーブルは通常の生活でのダイニングテーブルとして使い、教室の時もここで試食を行うようになりそうです。右奧の白の引き違いの扉の中は家電置場や収納棚です。

コンロ側のキッチンは壁付けになっていて、南向きの出窓に面して明るく作業で、冷蔵庫は左奥に設置。

リビングは最上階にありますが、東隣家も高さがあるので、ハイサイドライトを採用してお隣が見えず、空だけが見えるように設計しています。

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白い壁にホームシアタープロジェクターを [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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ハコノオウチ05の3階リビングダイニングです。

ご夫婦で、映画を見るのが好きと言うことで、写真左の壁に投影スクリーンを天井におさめるためのスリットを作り込みました。

プロジェクターは右の壁の彫り込みの中に収めるようになっています。この部分は出窓のように外に出っ張っている形状で、放熱のため給気口とベンとキャップもこの中に設置しています。

斜め天井は間接照明になり、映画館のように照度をコントロール出来るようにしてあります。

お引っ越し後のお話では、スクリーンは付けずに、直に白の壁に映像を映してお使いになられているとの事でした。
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この白い面をスクリーン代わりにします。

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3階リビングダイニング [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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3階リビングダイニングです。

広々とワンルーム形式として分離型のアイランドキッチンを採用。
正面の方向が南になりますので、左が東、右が西側になります。

キッチンの西面が正方形のFIX窓で、隣地の桜を臨む窓です。

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外から見た同窓です。

屋根は陸屋根の部分が道路から見えていますが、前写真のように高さをかせぐために途中から片流れになっています。


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ルーフバルコニーにつながる3階LDK [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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中央の引き戸を開けて3階へ出てきます。
写真左側の両開きの外がルーフバルコニーでLDKと一体に使いやすい位置になっていて・・

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外に出るとこのような感じです。

目の前には隣地の広場とそこに植えられた桜の木々が見え、お施主様のご希望だったLDKと一体の広いバルコニーを実現しました。

この計画はこの地にあった住宅の建て替えで二世帯住宅につくりかえるものですが、前の家の時は2階建ての住宅ではありましたが、この隣地の広場の抜けや、桜の木々の眺望を生かす事が全く出来ていませんでした。

あたらしいこの家は、敷地の特性を生かして設計し、同じ土地に建っていながら、全く新しい生活をしてもらえる住宅になりました。

お施主様ご夫婦は毎朝、毎夜このルーフバルコニーに出て空を見ながら過ごし、ご夫婦の会話もぐんと増えたそうです。

そのような生活の変化をお施主さまからお聞きして、建築のもつ力というものを小さいながら実感しました。


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ポリカーボネートの框戸 [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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3階リビング入り口は階段を上りきった場所。
リビングの空調を逃がさないように引き戸を設けました。

ハンガー式の引き戸で、床にはレールを付けていません。

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木製建具で框戸と組み、硝子ではなくポリカーボネート板を入れています。

ポリカーボネートにする事で、この家に慣れないお客様が通るときに間違ってぶつかっても割れる危険がありません。

また、完全な無色透明ではなく、薄く緑色(硝子の緑に似せている)になっている物を選んでいますので、開けている時は白の黒ににうっすら緑色がかぶって美しく見えます。




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3階LDKへの階段 [二世帯住宅ハコノオウチ05]

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2階から見上げる階段です。

手摺りはいつもと同じ製作金物のスチールパイプを溶接して作ったもの。
段板は木集成材にウレタン塗装です。

階段幅は壁芯々で975とっていますので、910芯より少々広めです。
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こちらは見下ろしです。

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