引き戸で仕切る子供室 [オウチ27 玄関コートのある家]
子供室内部です。
実施設計後に敷地が変更されたオウチ27ですが、この窓だけ敷地に合わせて追加されました。
床は白のビニル床タイルで、壁の白のクロス。
引き戸を閉めると個室になるのですが、部屋の中を家具などで仕切ると二部屋にできるようになっています。
子供室から見る玄関階段方向 [オウチ27 玄関コートのある家]
子供室から見た半層上がった玄関の方向です。
白い階段を上がると玄関土間で、階段に沿って収納があります。
子供室は乳白ツインポリカの入った木製框戸で開閉ができ、開けば1階を広間的に使えます。
石川淳建築設計事務所
1階へ [オウチ27 玄関コートのある家]
リビングから半階おりた玄関を通って、1階へ下ります。
玄関から1階へは白い階段があり、床や壁も白の空間が広がっています。
右が寝室や子供室で、乳白ポリカーボネートの引き戸で仕切られています。
2階から見下ろした様子。
石川淳建築設計事務所
キッチン 大工工事カウンターとパントリー [オウチ27 玄関コートのある家]
キッチンの背面には大工工事のカウンターがあります。
下はゴミ箱等入れ、上は電子レンジ等をおくスペースです。
キッチン隣にはウオークイン式のパントリーがあります。
シンプルに住まうには収納が不可欠です。
石川淳建築設計事務所
キッチンはTOTO製のLKです [オウチ27 玄関コートのある家]
キッチン腰壁のリビング側には床置きエアコンを設置。
梁の上にあるため配管を逃がすのに10センチほど上げて取りつけています。
キッチンは今回はTOTO製のLKがお施主様が選びました。白の扉がインテリアに合います。
吊り戸棚は建築に合わせて大工工事で製作し、同じく白に塗装。
レンジフードも白の物を選んでいます。
石川淳建築設計事務所
浮き押し入れ [オウチ27 玄関コートのある家]
予備室には布団などを入れる押し入れを備えました。
部屋が広く感じるように床から浮かし、また天井からも縁を切って箱が浮いているようなデザインとしています。
押し入れの下は部屋の向こう側の階段前まで抜けています。
予備室から見たリビング。
ここで子供達が遊んで、キッチンに立つお母さんの様子を見ている、そんなイメージで作った場所です。
石川淳建築設計事務所
タタミ予備室 [オウチ27 玄関コートのある家]
畳敷きの予備室です。
広さは4畳ほどで、リビングの北側の壁の裏側にあります。
リビングの床より数センチだけ上げて、ちょっと小上がりに設計しました。
外から見る畳室。
壁は天井まで付けずに、斜めの天井がリビングから畳室まで流れてはいるようになっています。
石川淳建築設計事務所
木無垢の手摺り [オウチ27 玄関コートのある家]
2階リビングの端部の手摺りです。
手摺りの向こう側は玄関土間で、落差は1mほど。
大工工事で作れる手摺りにすることで、金物工事を少なくしつつ、また大きな断面の手摺りとすることで、途中に方立てを建てないデザインにしています。
普通手摺りは「細く繊細に」作りますが、この場合はあえて逆の太く大胆にです。
玄関土間側で下り階段のあるところからリビングの落差は1.5mほどになってくるので、その部分の手摺り下は落下防止のため透明のポリカーボネート板を入れてあります。
石川淳建築設計事務所
パイン材の床、シナ合板の壁 [オウチ27 玄関コートのある家]
最近は若手設計者を中心にラワン合板の壁仕上げがはやっていますが、私の場合はシナ合板を多く使います。薄い木目が綺麗で端正な事と値段が安いこと、手には入りやすいことなどからです。
また、一般的には建具もシナ合板で作りますので、壁と合わせることができます。
(写真の開口の奥にシナ合板収納扉が見えています)
リビングからは玄関コートの白壁がアイストップとなり、大通りの喧騒は見えてきません。
石川淳建築設計事務所