カーザ・エルミタッジオ つくばい [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
こちらは1階のエレベーター乗り場にある「つくばい」で初出しの写真です。
元々この建物の敷地はオーナーさんの庭でした。
そこに有った「つくばい」を当時の記憶としてエントランスホールに移設する事になった物です。
水が出ている所は銅の水道管を加工して作ってあり、こぼれた水は床の砂利敷きの中にある排水管へ消えていく仕組み。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ 車寄せ側エントランス [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
1枚目と2枚目は2006年9月のブログに出ている写真を修正して大きくしています。
タル形に歪んでいた画像をPhotoshopでだいぶ直しました。
こちらは以前の写真
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2006-09-20
さて、目黒通りの裏通りにこの車寄せ側エントランスがあります。
正面の黒い壁は機械駐車の自動ドア。
見返し写真ですが、これは蔵出し写真。
右下にクルマのターンテーブルが見切れていますが、その先はパイプ式シャッターがあります。
天井に引き込まれた開いた状態の写真です。
左の親子扉の方は歩行者用の扉で、避難路とクルマの車路が並んである状態のためシャッターが上がっているとこんな風になります。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ 枯山水に灯籠 [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
こちらは2006年のブログ記事。
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2006-09-15
9階から3階へ下りてきた外部避難階段の横の空間ですが・・
こちらはWeb初だし写真。
片持ち階段を上がると、前の写真の灯籠がある枯山水のスペースに出ます。
こちらは灯籠の横から見上げた様子。
この空間は屋根が無くて、階段を「外部避難階段」にするためのスペースです。
ここが外部である事によって、階段が「外部」に見なされます。
ちなみに、外にならない場合は・・階段をもう一つ作る必要があります。
階段2つは不経済なので、階段を1つにするための工夫のスペースです。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ 外部避難階段 [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
こちらは2006年のブログ記事。
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2006-09-14
外部避難階段の2階から見下ろし。
3階から9階までは折り返し階段で、3階から2階へは片持ち式の直階段。
そして、2階から中庭に下りて、裏ドアを開けて道路へ避難というルートです。
2以上の直通階段の免除のため外部避難階段としてます。
「2面開放」と上部天空を組み合わせて、だいぶ工夫しました。
さらに、外部避難階段から離れ2m以内に開口NGというのも地味に効いてきます。
マンションの設計は避難計画と採光との戦いです。
こちらは初出し写真です。
例によってCANON AE-1とRMCトキナー17mm F3.5の組み合わせで撮影。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ 中庭から見返し [目黒通りのデザイナーズマンション]
このカットは2006年のブログ記事と同じ写真です。だいぶ明るさ修正しました。
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2006-09-06
こちらは設計時のスタディ模型で、初公開です。
右のフラッシュ戸のオートロックを入り、左の硝子戸(模型では全開状態の)からエレベーター乗り場へ進みます。
こちらはフカン写真。
2階のエレベーター乗り場はオーナー事務所の専用空間です。
設計時はまだお勤めしていましたから、模型は施主用というよりも自分のボスへ「このデザインを採用してちょうだい」といった目的で作りました。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ オートロック扉をフラッシュ戸にする流行の先駆け [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
今日のカットは2006年のブログ記事と同じ写真です。
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2006-09-05
設計時の20年前はマンションのオートロック扉はガラスの自動ドアが多かったですが、「開いたら別世界が見えた」という演出をしたいと思い、フラッシュ扉の自動ドアにしました。
写真は開いているところです。
最近はマンションのオートロックドアをフラッシュ戸にするのが流行ですが、その先駆けです。
ドアの先の中庭です。
螺旋階段の上はオーナー様の事務所。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ 木製格子のあるエントランス [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
今日のカットは2006年のブログ記事と同じ写真です。
https://jun-ar.blog.ss-blog.jp/2006-09-04
LightroomとPhotoshopは偉大ですね。
解像度が低いですが2006年に加工せずにUPした写真よりはだいぶ改善されました。
ところで、下の写真は設計時のスタディ模型。
こちらは2002年当時にコンデジで撮影したカットで、おそらくキャノンのPowerShotA5による写真。
格子のガラス面の裏側は1階はエレベーター乗り場で2階はオーナー用の事務室となっています。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ エントランス前 [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
この写真もブログ初出です。
フィルムスキャナーで取り込みしてLightroomで明るさや彩度を調整しPhotoshopで広角補正してます。
さて、建築的な話しは・・
マンション部分のエントランスの壁はコンクリート打ち放しの上小叩き仕上げです。
コンクリートをハンマーでたたいて表面に凹凸を付ける仕上げ。
風合いが良いのですが、手間はかかります。
職人さんが現場で行う仕上げなので、垂直面は良いのですが、天井など見上の面は作業が大変です。
と言うことで、軒天井だけ現場監督さんから提案された「小叩き風型枠」を採用しています。
もし、現地でご覧になる機会がある人は是非見比べてください。
石川淳建築設計事務所
カーザ・エルミタッジオ 店舗テナント工事前 [目黒通りのデザイナーズマンション]
2004年撮影のフィルム撮り竣工写真でお届けするカーザ・エルミタッジオ。
今日の2カットはweb初出しです。
引き渡し直前の写真で、テナント工事前の状態です。
この店舗は2004年の竣工当時からずっと同じインテリアショップさんがテナントで入り続けてくれています。(2023年現在)
クルマで前を通過する際にはいつもチェックしてしまいます。
目黒通りは家具屋さんが多い事で知られています。
みなさん、是非お店をのぞいてみてください。
石川淳建築設計事務所